■ビッグなゲレンデがサラサラの深雪ゾーンに
北海道のほぼど真ん中にある占冠村（しむかっぷむら）は、2000年以降日本の最低気温のレコードを持っている。実にマイナス35.8度だというのだから驚きだ。
そんなスーパー極寒エリアに、多種多様なニーズを満たすべく、滞在型リゾートとして生まれた「星野リゾート トマム」がある。ベースに高層ホテル群を構え、充実のホスピタリティで来場者を出迎えるこのリゾートには、当然のようにパウダーフリークの需要も最大限に応えている。
ゲレンデには2つのベース、2つのピークがある。下から向かって左が「トマムマウンテン」、右が「タワーマウンテン」だ。それぞれの、雲海ゴンドラ、タワーエクスプレスで上部まで効率よくアクセスできる。そして、いずれもハイスペックな非圧雪コースが設定される。
そこには、ドライで軽い極上パウダーが待っている。内陸性の気候、低気圧により、常に気温が低いため、ツリー内に雪が冷凍保存される。これによって、ベストな期間は格段に長くなる。
「上級者限定解放エリア」の設置や、ガイドが案内する「狩振岳CATツアー」、「バックカントリーツアー」の開催など、パウダーを貪欲に求めるスキーヤー、スノーボーダーが大満足できるオプションも用意する。
極寒の村で最上級の滑走体験とリゾート時間を満喫しよう。
星野リゾート トマムのここがオススメ！
・“最低気温の村”に降る極上の雪
・上級者向けのコースやツアーも揃う
・ホテルに滞在して贅沢に楽しめる
●SNOW DATA
■パウダー滑走が最高に楽しい！ おすすめ「3コース」
●A：【グローリー】朝の1本目に最適なパウダー遭遇率の高い斜面
・滑走距離：520m
・斜度：最大25度/平均20度
・斜面の向き：東
ベースから向かって左のトマムマウンテン上部にあるコースで、シーズンを通じてもっともパウダー遭遇率が高いとされる。平均斜度20度前後なので、朝イチの足慣しに最適。リフトが動いたらまずここを滑りたい。「雲海ゴンドラ」でスムースにアクセスできる。
●B：【ノーグラビティ】スキー場最難度コースで無重力感覚を体感せよ
・滑走距離：770m
・斜度：最大35度/平均26度
・斜面の向き：南
グローリーで足慣らしをした後に滑りたいのがここだ。コースの半分までが最大斜度35度が続くハード斜面であり、上級者も大興奮のランが楽しめる。そして降雪がたっぷりあった翌朝は、文字通り引力の存在を忘れるようなスペシャルな浮遊感が待っている。
●C：【グランプリZ】タワーマウンテンの穴場的パウダー充実コース
・滑走距離：450m
・斜度：最大26度/平均21度
・斜面の向き：南
タワーマウンテンで唯一の非圧雪コースだ。タワーエクスプレスでアクセスできる。また、上級者限定解放エリアになる上部を20分ほどハイクアップすると、午後でもパウダーが残っている可能性がある穴場的なエリアとなる。
