■万が一山ごはんが失敗してもよい準備を

山ごはん調理に失敗しても食べられるものを持っていこう。山で食べなくても帰りのおやつにもなる

 山ごはんの調理が失敗しても後で笑い話になることが多いが、その最中はなんともやりきれない気持ちになる。なんとか食べられればまだいいが、風が強すぎて調理ができない、致命的な忘れ物をして目当てのご飯が食べられなくなる事態に陥ることもしばしば。

 筆者は何度か山ごはんの調理失敗の経験を積んでからは、予備としておにぎりや行動食を多めに持っていくようにしている。

 実際、調理に失敗したわけではないが、筆者の夫が登山口でバタバタしたせいで車に食材を忘れたことがあり、予備の調理不要の食材に助けられたこともあるのでおすすめだ。

■入念な準備で、美味しい山ごはんを楽しもう

疲れた体に温かい山ごはんが染み渡る。景色を見ながら食べるひと時も最高だ

 登山で疲れた体には、熱々の山ごはんが染み渡る。景色を見ながら食べると、美味しさもひとしおだ。楽しく美味しい山ごはんタイムを過ごせるように事前の忘れ物チェックは確実に行い、リスクヘッジとして山小屋があれば利用することも想定しておこう。

 筆者も自分なりのリスクヘッジを確立してから、「失敗したら食べるものがない」と無意識に感じていたプレッシャーから解放され、山ごはんタイムをさらに楽しめるようになった。また、失敗しても山小屋グルメが楽しめるので、楽しい思いもできるようになった。

 自分自身の山ごはん調理のリスクヘッジを確立させ、山ごはんタイムを楽しもう。