■失敗エピソード③ メスティンでうまくご飯を炊けない&焦げる
メスティン炊飯も慣れるまでは失敗が多かった。最初の方は上手く炊けず、無洗米ではないお米を持参し、糠臭いご飯が炊き上がることもしばしば。
また、焦がしてしまうことも多い。多少焦げても「おこげ」として美味しくいただけるが、こびりついてしまうのでその後の処理が大変。
普段は使い終わったクッカーをアルコール除菌ティッシュで拭き取り、泊まりの場合は次の食事でも同じクッカーを使っている。そのため、メスティンの焦げ付きを上手く除去できないと、次の食事やホットドリンク用のお湯を沸かす時に影響が出てしまう。実際、おこげが少し混ざったコーヒーを飲んだこともある。
メスティン炊飯をする際は、事前に練習してノウハウを自分なりに確立しておこう。
■失敗エピソード④ カトラリーを忘れる
カトラリーを忘れた経験をした人も少なくないはず。筆者も何回かカトラリーを忘れ、悲しい思いをしたことがある。カトラリーがないと食べるのに困るだけでなく、ラーメンの麺をほぐせないなど、調理に支障をきたすこともあるので死活問題だ。
カトラリーを忘れた時は、同行した山仲間の使っていないものを借りるか、代替アイテムでなんとかするしかない。筆者がカトラリーを忘れ、友人らも予備がなかった時は十徳ナイフのドライバーでラーメンを食べるハメに。
代替品があったのはまだよい方。SNSでは「手で食べた」などといった猛者エピソードも投稿されている。
この悲しい経験から、必ずザックの中に割り箸を必ず忍ばせるようになった。いざという時、カトラリーを忘れた仲間を助けることもできるので持ち歩くようにしよう。
■失敗エピソード⑤ マドラーになるものがなく、インスタントの飲み物が混ざらない
お湯を入れるだけで手軽に飲める、ホットドリンクの粉末を登山に持っていく人も多い。筆者もお気に入りのカフェオレの粉末をよく持って行くが、過去に軽いハイキングのつもりでお湯を入れたタンブラーと粉末ドリンクだけ持って出かけたことがある。
結果、カトラリーの類がなく、マドラー代わりに使えるものもなかったため、うまく混ざらなかった味ムラのあるカフェオレを飲んだ。
なんとか混ぜようとカップをクルクル回してみたが、飲み終わった後にカップの底に溶けきれなかった塊が沈澱しているのを見て物悲しい思いになった。
マドラーがないと、ホッと一息つく至福の時間が台無しになってしまうため、軽いハイキングの時も割り箸をザックに忍ばせるようになった。