登山は、とてもハードなスポーツともいえる。山頂目指してしっかり体を動かして、絶景を眺めながら自然の中で食べるご飯は格別だ。

 山頂に着いたとき、周りでコーヒーの香りが漂っていたり、ほかほかとカップラーメンに湯気がたちのぼっている姿をみて、憧れたことはないだろうか。

 どちらもお湯さえあればできてしまう、お手軽な山グルメだ。そう、お湯を沸かすことができれば、山ごはんは一気にグレードアップできる。そこで、軽くてコンパクト収納でき、登山での利用に向いているアウトドア用の熱源について、おすすめの3つを紹介していきたい。

■手軽に使えて主流「ガスバーナー」

OD缶を利用したガスバーナー

 燃料(液化ガス)を充填したガスカートリッジに、バーナー器具を取り付けて使う。大きく分けて、カセットボンベで使う「CB缶」と、アウトドア用の「OD缶」の2種がある。「OD缶」には専用のカバーも販売されており、自分好みにアレンジができる。

<メリット>
・高火力を得られるので、本格的な調理が可能
・火力調整が可能
・CB缶:安価かつスーパーなどで手軽に手に入る(OD缶は、アウトドアショップなどで取り扱っている)
・OD缶:コンパクトに収納できる

<デメリット>
・CB缶:形が長細いので嵩張る、外気温が低い環境だと着火しづらい
・OD缶:値段が割高
・長時間利用すると火力が落ちやすい 

<こんな人におすすめ>
作業手順はシンプルにしつつ、火力も求めたい