■かつては駅舎があった和田岬駅
スタジアムからJRの和田岬駅へ戻る。駅舎もないホームだけの簡素な駅だが、構内へは入ることができる。ただし、ベンチがないので座って待つことはできない。ということで、あとしばらく辺りを散策。
駅前にあるコンビニの壁には、往年の和田岬駅の説明版と写真が掲示されていた。
それによると、かつては木造平屋建ての駅舎が存在したが2009年に撤去されたとか。
また、幕末に勝海舟が設計し、1864年に完成した和田岬砲台も現存しているとする。
国の史跡でもある砲台ではあるが、現在は三菱重工業神戸造船所内にあるため一般公開時以外は予約が必要だ。
駅近くには2つの神社が鎮座していて、1つは境内も広く、堂々とした赤鳥居の和田神社。太古の時代に蛭子大神が淡路から到着した場所とされ、1178年には平清盛が市杵嶋姫大神を勧請したという由緒ある神社だ。
そのとなりにあるのが三石神社。推古天皇が602年にみそぎをしたという伝承が残る、こちらもかなりの古社である。