■対策法 その2:国際情勢をチェック

 2022年2月に急な展開を見せたウクライナ侵攻のように、国ごとの国際情勢は日々変化している。情報不足や想定外の展開で、旅行先で足止めをくらう可能性もあるだろう。例えばだが、2022年12月、南米ペルーのマチュピチュ遺跡ではデモが原因で多くの日本人観光客が足止めされた。

 女性のひとり旅のなか、情勢が不安定な海外で足止めをされるのは最悪の事態だろう。旅行先でテロや戦争に巻き込まれないためにも、外務省の海外安全ホームページなどを参考に情報収集していくことをおすすめする。

外務省 海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp

■対策法 その3:遅い時間帯に出歩かない

夜景は治安がいい場所からみよう(撮影場所:パナマ/撮影:ソラ)

 危険に巻き込まれないため、一番簡単にできる対策法は「暗い時間帯に出歩かない」だ。夜間だけでなく真っ暗な早朝もNG。どうしても、出かけたいときは「明るい大通り」「治安がいい」「観光客が多い」スポットを選ぶべき。

 また、お金や手間が掛かってでも、少しでも安全なルートと交通手段をとるべきだ。国や地域によっては「夜は一切出かけない」と決めるのも大事! 

■対策法 その4:服装と貴重品への意識

 慣れない旅先では、意外と忘れ物をしがちだ。失くしてもダメージのないものを身に付けるのがおすすめ。とくに海外では、よっぽど治安の良い高級地でない限り、高価なものを身に付けるメリットはないだろう。スリやぼったくりを避けるためにも、国や地域に合った、浮かない程度のおしゃれを楽しもう。

 絶対に失くしたくないもの(パスポート、クレジットカード等)は、腹巻ポシェットで服の中に隠すのがいいだろう。そして、盗られてもダメージのない財布と小物類はショルダーバッグに入れることで、盗られた際のダメージを最低限にできる。