いよいよスタートした2023年、今年や来年に向け、海外旅行を視野に入れているアウトドア派も多いのではないだろうか。
もちろん、アウトドアアクティビティに最適な美しい自然環境は、日本国内にも数多く存在する。あえて海外を目指すのは、そこでしか味わえない“非日常の時間”があるからだろう。
4年目を迎えたコロナ禍だが、コロナ前と同じ感覚で旅行先を決めるのに不安を感じている人もいるはず。今回はそんなアウトドアユーザーに向けて、コロナ禍でも「行きやすい国」と「注意点」を海外在住者である筆者の視点から紹介。
熱帯雨林が広がる南米でのハイキング、カリブ海でのダイビングから、ロマンあふれる古代遺跡など、紹介する国ならではのアクティビティスポットもおすすめする。
■今、海外旅行で行きやすい国
●コスパ重視の場合「東南アジア諸国」
アメリカ、ヨーロッパ諸国に比べて円安の影響が少ない「東南アジア諸国」は、海外旅行でなるべく物価高騰や円安の影響を受けたくない方にピッタリ。
ANAのサーチャージで比較してみると、マレーシア、シンガポール、タイが2万5800円なのに対し、アメリカは4万9000円と倍近くの金額になる。渡航距離が短い理由から、燃油高の影響が抑えられるのはかなりのメリットではないだろうか。(航空会社の事情や時期により金額は変更になる場合があるので、参考価格には注意)
参考URL:燃油サーチャージのご案内
●自然公園が多い「シンガポール」
都会的で華やかなイメージがあるシンガポールだが、その一方で自然のアトラクションが多く、10園以上の整備された自然公園がある。
入国には2回のワクチン接種が必要だが、2022年8月からは出国前検査での陰性証明と、旅行保険への加入を条件に、ワクチン未接種者への入国制限が緩和されている。
タイやマレーシアに比べ、ワクチン未接種者は渡航の際に手間がかかるのがネックではあるが、東南アジアの中でもとくに治安がよく、公用語が英語のため、旅先でのハードルが低いのがおすすめポイント。
●自然の魅力溢れる「マレーシア」
世界遺産の地質版でもある世界ジオパークに認定されたランカウイ島、世界に2つしかないオランウータンの生息地であるボルネオ島といった、壮大なスケールの自然が魅力。東南アジア最高峰のキナバル山には、世界最大の花ラフレシアなど、そこでしか体験できない独特の生態系がある。
公用語はマレー語だが、シンガポールの次に英語が通じやすい国だ。