キャンプで忘れ物はつきもの。前日の準備の時、心配になって確認しても、いざキャンプ場に着いたら1つや2つは忘れ物をしていることがないだろうか。

 「寝袋やテントを忘れた」などはさすがにレンタルや取りに戻る必要があるが、ちょっとした物なら現地での工夫で対策は可能。

 今回は、現地にあるものや本来用途が別のものを使って、忘れ物を代用する方法を5つ紹介する。

■1. ペグをロープと大きめの石で代用

風の強い日は飛ばされることもあるため、石にくくりつけるのは危険(撮影:田芝也友)

 テントとペグを一緒に収納している方は、ペグを忘れる可能性が低いと思うが、別々に収納している人は要注意。

 ペグを忘れた時、大きめの石を手に入れ、ガイロープをくくりつけることで対応が可能。近くに木がある場合、そこにくくりつけてもいい。どうしても大きめの石が付近にないときは、バケツなどに小石を集めたものでも代用ができる。

 夜に人が近くを通ると危ないため、ライトや蓄光金具などでわかりやすい目印をつけておこう。

■2. ペグハンマーを大きめの石で代用

チタンや鍛造ペグなど丈夫なペグを使おう(撮影:田芝也友)

 テントとペグを一緒に収納している人に忘れがちなのが、ペグを打つペグハンマーだ。テントを建てる工程で少し使うだけなので、忘れてしまう人が多い道具の1つだろう。

 ペグハンマーを忘れたときには、落ちている手のひらサイズの石で打つのが効果的だ。ケガの恐れがあるため、細心の注意を払い、軍手を身につけてペグ打ちをしよう。

 テントにはじめから付属されているアルミペグではすぐに曲がってしまう。石で打つのは難しいため注意が必要だ。