最後に紹介する麓山神社(はやまじんじゃ)は、境内の中で最も奥まった位置にあり、100段余りの石段を登らないと辿り着けない。七社巡りの中で一番参拝が大変な神社だ。静岡浅間神社の境内には賤機山(しずはたやま)が聳えており、かつてはこの山の山頂に鎮座していたが、現在は山の中腹あたりに建てられている。山の恵みである木材や水利を司る神様が祀られており、衣食住全般を守護して家内安全や豊穣についての霊験があるとされている。訪れるのは少し大変だが、休憩しながらゆっくりと石段を登って参拝してみよう。
歴史の中で色んな神様を祀る神社が建てられた静岡浅間神社。神様が違えばご利益も違うので、それぞれの建物の違いを楽しみつつ、2023年を縁起の良い年にするために静岡浅間神社を訪ねた際は七社巡りをしてみてはいかがだろう。
■浅間通り商店街に足を延ばして食べ歩き
見どころ満載な歴史ある静岡浅間神社。参拝を終えたら、境内のすぐ隣にある浅間通り商店街で買い物や食べ歩きを楽しんでみよう。静岡おでんや、焼きたてのどら焼きが食べられるお店が並んでいるので、足を延ばしてお腹を満たしてほしい。
大河ドラマでも描かれている、家康公の愛した静岡の土地。そんな土地に佇む静岡浅間神社を訪れて縁起を担いで2023年を縁起の良い年にしよう。