■浅間神社で七社巡り

 静岡浅間神社の境内には神社がいくつも建てられており、前述した三社と合わせて七つの神社がある。これらの神社を巡ることを「七社巡り」といい、全ての神社で万願が叶うと言われている。最初の三社の他、四つの神社を巡るこの七社巡り。せっかくなので筆者も七社巡りをしたので、それぞれの神社を紹介しよう。

国学の神様が祀られている玉鉾神社
医薬、御酒の神様が祀られている少彦名神社

 境内の北側に建てられているのは玉鉾神社(たまぼこじんじゃ)と少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)。玉鉾神社の社殿は伊勢神宮の御古材を使って建てられており、国学の神様が祀られている。学業成就や合格祈願に霊験があるとされており、多くの受験生が訪れて参拝している。

 玉鉾神社の近くに建てられている少彦名神社には県内唯一の医薬の神様が祀られており、病気平癒や身体健全を祈る参拝者が訪れる。

本社三社に次ぐ大きさを誇る八千戈神社

 浅間神社の境内のほぼ中心部には、開運の神様が祀られている八千戈神社(やちほこじんじゃ)が建てられている。この神社は三社に次ぐ大きさであり、漆塗りの極彩色で彩られている。