■他のおすすめエリア(岐阜・福井)

 白馬より西のエリアでは積雪量の問題と木々の密が濃くなるため、ツリーランエリアはそう多くはない。
とはいえ時々降る豪雪にあわせて、ツリーランを狙いたい。

●高鷲スノーパーク&ダイナランド [岐阜県] https://www.takasu.gr.jp/

[​ツリーランポイント ]: ツリーランエリア(1日券/5400円)

 中部エリアで最大級のスケールをもつスキー場。初心者から上級者といったレベルを問わず人気で、両スキー場あわせて多彩なコースバリエーションを持っている。ツリーランコースは高鷲、ダイナ合計で9ヶ所のコースが楽しめる。難易度もコース長も様々なため、レベルに応じて楽しめる。

●スキージャム勝山 [福井県] https://www.skijam.jp/winter/

[​ツリーランポイント ]: ツリーランAコース、ツリーランBコース(1日券/5300円)

 白山連峰に囲まれたスキー場は、北西の風によって雪がもたらされ、恵まれた雪質と積雪量が豊富だ。ゲレンデはどんな趣向の人も楽しめるレイアウトになっている。ツリーランコースはどちらも上級者用。最大斜度37度もあり、降雪時でないと開かない場所だ。来たるべき日を目指してテクニックを磨いておこう。

 

【ツリーランのリスクについて】
木々の間をぬって滑るツリーランはオープンバーンを滑るより遥かに危険が多い。立ち木への衝突や木々の周りに空いた穴への転落、雪の中にある木々に足をとられて転倒など、枚挙に暇はない。滑っている最中に当たることが多い細い枝も、案外硬く、なぎ倒すことはできない。当たったタイミングでバランスを崩し、転倒ということも多い。雪質の変化や、凹凸のある斜面状況、次々に迫る障害物など、たくさんの情報を処理しながら滑らねばならないため、慣れないうちはゆっくり滑るのが吉。森の中の気持ちよさを感じるくらいの気概で楽しもう。

 

【BRAVOSKI 2021 vol.2 より再編集】