■金剛寺 八坂庚申堂(やさかこうしんどう)
960年天台宗の僧侶・浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)が、本尊・青面金剛にすべての人々がお参りできるようと、八坂の地に庚申堂を建立。今では「日本三大庚申堂」の一つとなっている。
「くくり猿」は、体内に御本尊・青面金剛の御札が入ったお守りで、欲に走ろうとする心を戒めるために、手足をくくられている。
願い事を叶えるには、他の欲を我慢して祈願するのがポイントといわれる、「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざを思い出して欲しい。
●金剛寺 八坂庚申堂
住所:京都府京都市東山区金園町390
営業時間:9時00分~17時00分
電話: 075-541-2565
■臨済宗建仁寺塔頭 禅居庵(りんざいしゅうけんにんじたっちゅう ぜんきょあん)
禅居庵は鎌倉時代後期、大鑑清拙正澄禅師(だいかんせいせつしょうちょうぜんじ)を開基とし、小笠原貞宗が開いた臨済宗建仁寺派の塔頭寺院。
「日本三大摩利支天」の一つとして数えられており、摩利支はサンスクリット語で陽炎を意味し、身を隠して障害を除き、太陽神に仕えるというインドの民間信仰の神のことだ。
開運勝利のご利益があると信仰され、日本でも戦場の守護神として、戦国武将の間に摩利支天信仰があり、楠木正成、毛利元就、立花道雪、山本勘助、前田利家らも摩利支天を信仰していた。
●臨済宗建仁寺塔頭 禅居庵
所在地:京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町146
参拝時間:9:00~17:00
電話:075-561-5556