■帰りには雨飾高原露天風呂にも立ち寄ろう

 登山口から少し下りたところに「雨飾山荘」があり、そこから少し歩いたところに「雨飾高原露天風呂」がある。源泉かけ流し、野趣溢れる露天風呂だ。温度は結構熱く、ホースの水で調整して入る。ここで山の汗を流して帰ろう。

 脱衣所はあるが、湯舟だけのシンプルな露天風呂。男女別に分かれており、道路から見えないので安心だ。

 管理人は常駐しておらず、料金は清掃協力金として寸志を箱に入れる。白馬方面からわざわざこの露天風呂に入りにやってくる人も少なくない。

湯舟以外何もない 源泉かけ流しの雨飾高原露天風呂(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

■日帰りだが十分な準備が必要な山

 今回紹介したコースは、登り始めの樹林帯、荒菅沢から笹平までの岩場混じりの道、笹平から雨飾り山頂までの開放感溢れる景色と、変化に富んだ山登りを味わえるが、往復約7時間とボリュームがあるため、飲み物と食料は十分に持っていきたい。特に夏場は気温が上がるので脱水症状にならないよう塩分不足にも配慮したい。

●参考文献

農林水産省ホームぺージ https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/2007/02.html