■ラフティング好きは雪解けシーズンに川に集う

ハイウォーターの力は想像以上。ガイドでも飛ばされてしまうことも（写真提供：北海道アウトドアアドベンチャーズ）

　本来の醍醐味でもあるエキサイティングなラフティングを体験するには、やはり水が多い方がいい。

　同じボートに乗った人たちと共にガイドの指示に従い、一生懸命ボートを漕ぎながら波やホール（小さな滝のように落差があり白くなって見える所）を越えてゴールを目指す。時には頭からたくさんの水を被り、その水圧やボートから振り落とされるほどの衝撃をみんなで体感。大きなホールを越えた時や、ゴールした時の興奮は病み付きになる。

　そんな興奮を求め、ラフティング好きは雪解けシーズンのハイウォーターの川に集う。もちろん人によっては想像以上に激しく感じることがあるため、ガイドは参加者の漕ぐ力や声の大きさ、水への耐性など様子を伺いながら「激しさ」を調整している。

　より激しいラフティングを求める場合は、参加者の漕ぐ力や声の大きさなどで『今日のお客様は攻めていいお客様だ』とガイドは判断し、ガッツコース（より激しいコース）を選択し、エキサイティングな遊びへと変化させるのだ。