北海道の道北エリアを代表する2大スキーリゾート「トマムスキー場」「富良野スキー場」の中間に位置する「南ふらの国設スキー場」。メディアにはほとんど取り上げられない小さな町のスキー場だが、密かなファンも多い。そんな「穴場中の穴場」のスキー場の魅力に迫る。
■大自然に囲まれた「南ふらの国設スキー場」
面積の90パーセントが森林を占める自然豊かな南富良野は夏はラフティングやカヌー、冬はオリンピック選手を輩出したカーリングなど、1年通してアウトドアやスポーツが盛んな町である。冬はマイナス30度を下回る内陸性の気候で、1回に降る雪の量は決して多くないが、雪質は北海道一と言えるほど軽い。
■遊び方は自由! 好きな道具を使って滑れる魅力たっぷりのスキー場
「南ふらの国設スキー場」にはリフトが2本、スキー場中央部分に並行して掛かっている。1人乗りリフトは山頂まで、2人乗りリフトではその中間地点あたりまで行くことができる。また、2人乗りリフトには中間駅があり、降りるとそこは初級者向けコースで、スキー・スノーボードはもちろん、ソリ遊びにも使用できる。
1人乗りリフトで行ける山頂からは、上級者も滑りごたえ十分の急斜面や非圧雪エリアが広がる。かつては最上部にもう1本リフトがかかっていたが、台風による倒木で今は使用されていない。ナイターは21時までで、周辺エリアでは最も遅くまで営業しているスキー場だ。
スキー場施設内にはレストランもあり、リーズナブルな価格で温かい食事を楽しめる。ゆったり座れるテーブル席と小上がりがあり快適だ。
・施設名:南ふらの国設スキー場
・住所:北海道空知郡南富良野町字幾寅
・電話番号:0167-52-2100
・リフト8時間券:大人2500円、子供1500円
・営業時間:9:00〜21:00 月曜定休