■登山も塗装作業もお天気次第
さて、塗装作業は翌日から本格始動。よく見ると、これは結構塗るところがありそうだぞ……。
光岳小屋は、3つの建物で構成されています。宿泊と食堂などのあるメイン棟に、トイレの建物が2つ。心配をよそに前日から作業を始めていた仲間たちは、さっさと着替えて作業を進めていく。高いところを塗る人と低いところを塗る人は、上下に重ならないように配置や段取りを確認しながら、時間に無駄がないように塗り進めていく。塗料は臭いがあるから、登山者の少ないこの時期にして正解。また秋のカラッと晴れる日に期待していたので、これも予想通り。
明るいうちにしかできないから、作業は時間との勝負。でも、ピリピリはしてない。みんなが楽しく明るくいてくれるおかげだ。じつはここでヘリで荷上げしたばかりのゴム手袋が破けまくる事態が発生。え! ケチって安いのを選んだから? それとも塗料でゴムって溶けるの?
ちょうど、南信州山岳文化伝統の会(長い名前だ)のメンバーで友人のガイドさんが助っ人として来てくれることになったので、耐溶剤性の手袋のおつかいを頼んだ。ありがたい。