■対応はケースバイケース!「ワイパーを立てない」状況とは
結局のところ、どちらが正解・間違いということではなく、状況に合わせて「立てておく」「立てない」を変えるのが賢いやり方のようだ。
「ワイパーを立てない」方がいい場合。
◉ 沿岸部、とくに春先に多い南岸低気圧の影響で湿った重い雪が降るとき。
◉ 大量の降雪が予想される。さらに数日間雪下ろしができないようなとき。
◉ 1BOXやミニバンなど、ボンネット部分が少ないタイプの車は、「立てている」とワイパーに負荷がかかりやすい。
雪は自然のもの、予想・観察して対応策を判断するのも広い意味でアウトドアを楽しむ醍醐味にもなると思う。
■安全装備!「スノーワイパー」
ちなみにタイヤにスタッドレスタイヤがあるように、ワイパーにも雪用の「スノーワイパー」なるものがあることをご存知だろうか(簡単に表現すると、ワイパーの金属の部分がラバー素材で覆われたもの)。
真冬の降雪中は、ワイパーが途中から凍りついて拭き取れなくなることがある。視界が悪いなか運転するのは危険だ。スノーワイパーは凍りにくい(絶対に凍らないわけではない)ので、降雪中のドライブには欠かせない存在だ。
とくに冬の高速道路(冷えて凍りやすい。途中で停車して処置できない)では必須アイテムだ。