■「橋の上・トンネルの出入口」 危険なアイスバーンに注意!

画面中央部には事故が多発する橋がある。一見すると橋だとわかりにくい

 橋桁の下は常に冷たく湿った風が吹き抜ける。通常の道路よりも路面温度が低いために雪が残りやすく、再凍結もしやすい。非常にスリップしやすい路面状況になる。

 トンネルの出入口付近(場合によっては内部も)も路面状況が変わりやすいので注意したい。

 遮蔽物のないような平原、風の吹き抜ける場所も磨かれてアイスバーンになりやすい。北海道などではブラックアイスも待ち受けている。一見すると黒くて凍っていないようだが、ツルツルのアイスバーンだ。

■移動する「日陰」に注意

日差しが届きにくい下り坂。凍っているうえに、前方には急カーブや駐車場があるので、追突事故が起こりやすい

 山間地では、林や山の陰で光の“ムラ”が発生する。日の当たり方で路面状況が変化する。当然日の当たらない場所は凍ったままのことが多い。日中、溶けた道も夕方に再凍結してさらに滑りやすくなる。カーブの先でツルツルの道が待っているかもしれないので用心しよう。

集落手前。脇道からの合流点。早めに減速しないと一時停止で止まりきれないかも

 市街地では、建物の陰になりやすい場所はいつまでも雪がなくならず、ガタガタの氷になっていてタチが悪い。カーブの直前や交差点、一時停止などの多くの人がブレーキを踏むところは、スタッドレスタイヤで磨かれてツルツルになっていることが多いので要注意だ。