■王道の磯辺焼き&山の定番食で簡単アレンジ

 こんがりきれいに焼けた餅には、やはり海苔が似合いますね。砂糖醤油をたっぷり絡めて焼き海苔に巻いた磯辺焼き(磯辺巻き)。醤油と海苔の香りにつられて、つい食べ過ぎてしまうので注意が必要。

コレのために山に登る!?

 味の変化が欲しいときには、手持ちの行動食やフリーズドライ食品で手っ取り早くアレンジも。

 行動食として、スポーツようかんやどら焼きを持っていって、ようかんやあんこをお湯で溶いておしるこやぜんざいに(どら焼きの皮は軽くあぶると香ばしく食べられますし)。

 またはフリーズドライの味噌汁やスープに焼き餅をポトンと落とすだけで“なんちゃって雑煮”の出来上がり。

餅に定番アイテム組み合わせて
手軽にメインやおやつの完成(ようかんは細かく刻んだり練ったりして溶きやすくしましょう)

 冬のグループ山行で鍋料理を作ったときには焼けた餅をどんどん投入して、仲間のテンションを上げることができました。

見た目はアレですが、冬の山行ではとにかくありがたい!

■山で餅が待っている!?

 自炊で楽しむだけでなく、食事のメニューに餅を取り入れている山小屋や、景信山のように山で餅つきを楽しめるところまであります(事前の予約と準備が必要)。

 ぜひとも皆さんの山ごはんのレパートリーや選択肢として、お餅を加えてみてください。

かつて、とある山小屋でいただいたきなこ餅。残念ながら今はメニューにないそう