■湯たんぽ

昔ながらの身体に優しい温かさ(画像:マルカ http://marukashop.shop35.makeshop.jp/shopdetail/002001000006/brandname/)

 湯たんぽは、肌が乾燥しにくく優しい温かさが魅力の安眠グッズだ。キャンプや自宅でも繰り返し使えて、とってもECO!  就寝する30分~1時間前に湯たんぽを寝袋内に入れるだけ。始めに冷えやすい腰周りを温め、寝る直前に足元へ移動させるとポカポカと快適に過ごせる。低温やけどを防ぐためケースやタオルで覆い、直接身体に触れないよう使用するとよい。各メーカーの推奨する使用方法を守り、安全に使おう。

■ブランケット

モバイルバッテリーで使用可能(画像:plywood)

 ブランケットは、冷え性対策としても人気の高いアイテム。最近では、モバイルバッテリーで使用できるUSB対応のブランケットが便利。手軽に持ち運びでき、温かさが持続する。就寝時には底冷え対策として、寝袋の下に敷き電気毛布やホットカーペットのような使い方もできる。一番冷え込む朝方まで快適に過ごすため、使用時間やモバイルバッテリーの容量のほか、各メーカーの取扱説明書を確認し安全に使用しよう。

■タオル類

驚異の吸水力で撤収時間を短縮(画像:アイオン https://www.aion-kk.co.jp/products/kurashi/plas-senu/

 寒くなると意外と困るのが翌朝の片付け。気温が下がり、夜露や結露の影響であらゆる道具が濡れてしまう。布製や電気系の道具を出しっぱなしにすると、翌朝濡れて使えないこともある。道具はなるべくタープ下に片付け、特にナイロンやポリエステル素材は、テント内の壁側が濡れる可能性があるので、ラックやテーブルを利用したり、壁側より少し中央寄りに荷物を置いて就寝しよう。

 夜露や結露で濡れたテントや道具を拭くタオル類は、翌日の撤収時に役立つ。一般的なタオルでも十分だが、吸水性が高くキズが付きにくいマイクロファイバーやPVAスポンジ素材のタオルは、水分を拭き取る回数が減るのでおすすめ。

●PVAスポンジ素材 

 PVAスポンジ素材のタオルは洗車用のイメージが多いが、キャンプにも大活躍。ほかにもスイムタオルやあらゆる分野の速乾タオルとして重宝されている。通常の布とは違い、驚きの吸水性が最大の特徴。保水力も高いので、一度で多くの水分を拭き取れるのも良い点だ。濡れた状態が高い機能を発揮するため、一度水に浸してから使用。絞って拭くを繰り返し、使い終わり乾燥させると固くなるので、使う時は再度水に濡らすのもお忘れなく。面積の広いテントやタープの水分をあっという間に拭き取れるので大変便利。

 

 寒さ対策は、ほかにもアイデアがたくさんあるだろう。自分にできる範囲で、安全に快適な秋キャンプを満喫しよう。

※キャンプ場や施設のルールやマナーを守り、まわりの迷惑にならないようキャンプを楽しみましょう。