キャンプは夏のイメージが強いが、実はキャンプのベストシーズンは「秋」。虫が少なく、混雑も少なく、涼しくなる夜は焚き火が心地よい。秋の味覚を味わうもヨシ。移り行く紅葉を眺めるもヨシ。過ごしやすい秋だからこそ、キャンプデビューにもぴったり。

 しかし、秋は行楽日和で日中は汗ばむ日もあるが、夜は一気に肌寒くなる。標高の高いキャンプ場では、氷点下近くなることも…。そこで、秋キャンプを快適に過ごすため、初心者にも準備しやすい寒さ対策を5つ紹介する。

■防寒着

焚き火の火の粉に強いコットン素材が便利(画像:ワークマンhttps://workman.jp/shop/g/g2300067640187/)

 秋は、気温差が激しいので体温調節できる服装が好ましい。日中は、半袖シャツに脱ぎ着しやすい長袖シャツ、長ズボンにスニーカーなど動きやすい格好がよい。汗をかくと身体が冷えるので、着替えを1着準備するのもおすすめ。

 陽が落ちると肌寒くなるので、ベストやフリース・パーカー・ダウン・ヒートテックなど持っている洋服を重ねて対応しよう。ニット帽や耳あて・手袋などの小物も活躍する。

 しかし、焚き火の時に「火の粉が飛んで服に穴があく」なんて悲しいことも…ありがちだ。焚き火の火の粉に強いコットン素材のアウターを1枚準備しておくと穴があくのを軽減できて安心。ダウンやフリースの上から着れるオーバーサイズがおすすめ。

■使い捨てカイロ

コンビニで買える手軽さが魅力(画像:アイリスオーヤマ https://www.irisohyama.co.jp/products/health-care/disposable-heating-pad/stick-regular-type/pokapoka-family-stick-regula)

 使い捨てカイロは寒さ対策に欠かせない万能アイテム。オイル式や充電式などあるが、使い捨てカイロは、100均やコンビニでも購入できる手軽さが魅力。貼るタイプ・貼らないタイプ・足用など、好みに合わせて選べるのもよい点である。

 使い捨てカイロは、衣類に貼ったりポケットに入れるのはもちろん、寝袋内に入れて湯たんぽ代わりに温められるので、睡眠時に大変便利。ただし、温度調節ができないのが難点。寝始めは快適でも睡眠中に熱くなり、汗だくになることもしばしば…。ほかにも、直接肌に貼ったり、同じ場所に長時間貼るのもNG!  低温やけどの原因になるため、寝る時は使い捨てカイロを身体から離したり、衣類の上から張り場所をずらすなどの調節が必要。