■時代に合わせて進化するやきとり缶

米と根菜を一緒に水に浸ける

 メスティンに米を入れ、220mlの水を注ぐ。ちなみに炊飯にトランギアの「メスティンTR-210」を使うなら、内側にあるハンドル取付部のリベットの真ん中の高さまで水を入れれば、ほぼ220mlになる。

 さらに乾燥根菜も投入。無印良品の乾燥根菜はごぼう、人参、蓮根、大根、里芋の5種類の根菜が入っているので、ごぼうをメインに彩りよく投入する。(1袋38g入りの約半分を使用)。米を浸水させている間に、こうして一緒に浸けておけば柔らかくなるし、その際、水に溶け出した野菜のダシを米が吸ってくれる。

やきとり・たれ味は発売51年のロングセラー商品

 米と野菜を浸けている間に、やきとり缶の話を申し上げたい。ホテイフーズの「やきとり・たれ味」が発売されたのは1970年のこと。今年でなんと51年のロングセラーだ。原料は一貫して国産鶏に限定。むね肉ともも肉の両方を使い、赤々と燃える炭火の上を通過させてじっくり焼き上げている。パッケージに書いてある「炭火焼」の文言は真実なのだ。

  砂糖としょう油を使った甘辛いタレは、時代に合わせて少しずつ変化している。とくに近年の健康志向に合わせ、糖分が減ってきた。それだけでなく、2016年には焦がししょう油を加えて香ばしさをアップ。ずっと変わらない味に思えるけど、じつは進化し続けているのであります。

やきとり缶を一度タレごと投入