■使用するワーム、カラーの選び方
キジハタ狙いでは甲殻類や小魚などをイメージしたホッグ系やシャッド系のワームが定番で、サイズは3インチ前後が扱いやすいだろう。
カラーについては、赤系やオレンジ系などのカラーを中心に、グリーン系やブラックなどをローテーションしていく。特に赤やオレンジ系はひとつは持っておきたいカラーだ。また匂いや味のついたワームも魚からの反応が多いため、持っておきたいアイテムのひとつだ。
ワームの選び方は、まずは反応や魚を探すため派手目のカラーや匂い付きのワームから使用することが多い。反応がない場合や、反応はあるが魚がかからない場合は、カラーをナチュラル系に変えたり、ワームのサイズを変更したりすると釣れる可能性が上がる。
この釣りは底付近をていねいに探るのが基本になる。大きく動かしすぎるよりも、リフト&フォールを繰り返しながらゆっくり見せて、動かしたあとはワームを止めてしっかり見せることが重要だ。
■キジハタが釣れるポイント
キジハタは「根魚」と呼ばれる通り、障害物周りを好む魚だ。
瀬戸内海では、
- テトラ帯
- 岩場
- 消波ブロック周辺
- 駆け上がり
- 海藻周り
などが代表的なポイントになる。特に「潮通しがよい場所」と「隠れ場所」が両方揃っている場所は狙い目だ。
また、一見普通の堤防でも、足元には敷石が入っている場合が多い。また海底に変化がある場所ではキジハタが潜んでいることがある。例えば砂地に点在する岩場や、漁港にある舟道などにもキジハタが着いている場合があるので狙ってみるのも釣果へつながる。
重要なのは、ただ広く探るだけではなく、「魚が身を隠せそうな場所」を探すことを意識することだ。根掛かりを恐れて中層ばかり引いてしまうと、キジハタのいる層を通せないことも多い。もちろん無理は禁物だが、底付近を丁寧に探ることが釣果への近道になる。
■安全に楽しむために
キジハタの好ポイントであるテトラ帯や消波ブロック、ゴロタ浜は、足場が不安定で滑りやすく、転落事故も起きやすい場所だ。釣行の際は次の点を必ず守りたい。
- ライフジャケットを着用する
- 滑りにくいスパイクシューズやフェルトソールを履く
- テトラの隙間に足を落とさないよう、無理な乗り移りはしない
- 夜釣りではヘッドライトと予備電池を用意し、できるだけ複数人で行動する
- 行き先と帰宅予定を家族に伝えておく
身近で手軽に狙える魚だからこそ、安全への備えを忘れずに楽しみたい。
■意外と身近にいる美しい高級魚に挑戦してみよう
夏が近づくにつれ、瀬戸内海ではキジハタゲームがおもしろくなってくる。強烈な引きと美しい魚体、そして抜群の食味。キジハタにはロックフィッシュならではの魅力がある。
難しそうなイメージを持たれがちな魚だが、堤防や漁港からでも狙うことができるため、これからロックフィッシュゲームを始めたい人にもおすすめだ。
なお、キジハタは成長が非常に遅く、大きく育つまでに長い年月がかかる魚だ。小型がヒットした場合はリリースするなど、未来の釣り場を守る意識も大切にしたい。まずは身近なポイントから、夏の瀬戸内でキジハタを狙ってみてはいかがだろうか。