■見晴から沼尻&尾瀬沼へ

見晴から森の道を登って白砂峠を越え、尾瀬沼へと移動していく

 快適な滞在を終え、名残惜しい気持ちで見晴を後にする。美しいブナ林を抜け、白砂峠(しらすなとうげ)を登り詰めると、あとは尾瀬沼のほとりにある「沼尻(ぬまじり)」へと下っていく。沼尻休憩所にはウッドデッキやベンチ、トイレがあり、峠越えの疲れを癒やす休憩ポイントに最適だ。

 沼尻の周辺には池塘が点在し、休憩だけして通り過ぎるのはもったいない。水生植物を観察したり、池塘越しに望む穏やかな尾瀬沼の風景など、池塘の散策もしばし楽しんだ。

ウッドデッキにベンチが用意された沼尻休憩所
池塘に生息する水生植物の観察も楽しい
沼尻の周辺には小さな池塘が点在し木道を通って散策が可能

■尾瀬沼東岸でのひととき

沼尻から尾瀬沼東岸への途中で通る大江湿原。3本のカラマツがランドマークだ

 沼尻から尾瀬沼の東岸へと移動すると、「長蔵小屋」や「尾瀬沼ヒュッテ」、「ビジターセンター」などが集まる賑やかなエリアに到着する。「尾瀬沼ヒュッテ」にはテント場もあり、山小屋の客室は個室のほかにリーズナブルに泊まれるカプセル型のベッドスペースも用意している。プライベートな空間がしっかりと確保できるため、山小屋としては実に珍しく、快適な滞在が叶うスタイルだ。

カプセル型のベッドスペースもある「尾瀬沼ヒュッテ」
老舗の山小屋「長蔵小屋」。周辺にはこの山小屋の喫茶や売店もある

 また、長蔵小屋は尾瀬で最初に開かれた山小屋とした知られ、周辺には喫茶&軽食が楽しめる別館や売店もある(※現在、別館と売店は休業中)。尾瀬沼沿いには燧ヶ岳が見えるビューポイントもあり、このエリアならではの時間を満喫できる。

 旅の最後は、花の宝庫として知られる大江湿原を経由して、沼山峠へと向かっていく。沼山峠からはシャトルバスを利用してスタート地点の御池へと戻り、充実した1泊2日の周遊ルートを締めくくった。

さまざまなスタイルで滞在できる「尾瀬沼ヒュッテ」
尾瀬山で最初の山小屋「長蔵小屋」

<おすすめルート>
1日目
御池→燧ヶ岳→見晴
(所要時間:7時間20分)
2日目
見晴→沼尻→尾瀬沼東岸→沼山峠
(所要時間:4時間40分時間)