■かゆいところ全てに手が届く機能満載

 そして、「FAN-1」で個人的に最も気に入っている機能が、首振りの角度を調整できることです。いまやモバイルファンで首振り機能を持つモデルは珍しくはありませんが、「FAN-1」は振り幅の角度まで調整できるんです。

ステッピングモーターを採用することで、左右の首振角度も設定できる

 40度/70度/100度と3段階に調整できることで、「そこには誰もいないから、早くこっちを向いて……」という“風待ち”のモヤモヤを感じさせることなく、人数に合わせて最適な範囲に対し、常に風を送ってもらえるというわけです。

 無人のエリアに風を送らないということは当然、節電にもつながります。意外なほどストレスになる“バッテリー残量が気になる問題”を回避できることは、アウトドアではかなりのメリットと感じています。

■車中泊やクルマ移動にもかなり便利

 筆者は「FAN-1」を入手以来クルマに常備。本体は車内に常備しておき、バッテリーは安全のため出かける際にフル充電して積み込む形で運用しています。

クルマのヘッドレストに固定するとこんな感じ。本体からバッテリーを外してラゲッジに常備している

 ドライブ中の休憩や車内での仮眠時は、少し窓をあけてファンを回せば快適な環境で過ごすことができますが、その際に活躍するのが「ポールクランプ」です。

 タープのポールなど、直径50mmまでのパイプやテーブルなどの板に固定できるパーツですが、クルマのヘッドレストにクランプしておけば、自分に向けて風を送るだけではなく、窓の外に向けて回せば食事後などに臭いがこもった空気を素早く換気できます。つけ外しも簡単なので、移動中は安全のため外して運用しています。

真上に向ければテント内の空気を循環させるサーキュレーターとしても活用できる

 「FAN-1」はバッテリー別売りで、本体のほか三脚が付属します。また、ポールクランプと専用バッグが付属するフルパッケージでも購入できます。

 とくに専用バッグの出来が最高で、ファンと付属パーツはもちろん、モバイルバッテリーや同ブランドのランタンなどもすっきり収納可能。

 厚手の生地にパッド入りと造りもかなり丁寧で「取りあえず本体が運べればいいよね?」というオマケ感は皆無なので、4,500円程度のアップチャージになりますが個人的には極めて強くオススメします。

ファンのほか、同ブランドのモバイルバッテリー3個、LEDランタン「LAMP-1」「FLASH-1」を一緒に収納できる専用バッグ

 筆者にとって理想の屋外扇風機と断言できる「FAN-1」ですが、本稿執筆のため説明書を改めて読んだ所、ガードを外して掃除可能ということに気がつきました。説明書ってほんとうに大切ですね。

 丸洗いこそできませんが、固く絞ったタオルでブレードのホコリを拭いてスッキリ。今年の猛暑も引き続きフル回転で涼を届けてもらう予定です。

 

製品仕様
「NESTOUT サーキュレーター FAN-1」エレコム
型番:FAN-NEST-GF1FBK
価格:オープン
電源:ネストアウト アウトドアバッテリー、USB Type-C出力対応のモバイルバッテリーまたはAC充電器
風量:4段階(ブリーズモード・弱・中・強)
首振:角度3段階(40度・70度・100度)
タイマー:タイマー3段階(60分・120分・240分)
寸法(約):ファン単体、幅195mm×奥行178mm×高さ195mm、三脚装着時:幅202mm×奥行195mm×高さ297mm(バッテリー含まず)
重量(約):ファン単体500g、三脚装着時570g(バッテリー含まず)

NESTOUT公式サイト
https://www.elecom.co.jp/pickup/contents/00084/