今回は、本格的なキャンプを頻繁に楽しむタイプではない筆者が、SUVのリアゲートに取り付けるだけで、寝室とリビングを備えた快適な車中泊空間が完成するハッチバックテントを使用した車中泊に挑戦。「手軽さ」をテーマにその使い心地を検証した。
■本格派のキャンパーでなくても、キャンプや車中泊を手軽に楽しめるアイテム「ハッチバックテント」
筆者はアウトドアは好きだが、本格的なテント設営や頻繁に車中泊を楽しむタイプではない。「準備が大変そう」「荷物が多そう」と感じ、どこかハードルの高い趣味という印象を持っており、同じ想いの方もいるはずだ。
そんな筆者が今回試したのが、SUVのリアゲートに取り付けるハッチバックテントを使った車中泊だ。大きなテントを張る必要がなく、設営もシンプル。「これなら自分にもできそう」と思えた手軽な車中泊スタイルを、1泊2日で実際に体験してみた。
●車内を寝室、テントをリビングに。居心地のよさは想像以上!
ハッチバックテントを設営して最も驚いたのは、車内とテントを自然に使い分けられたこと。車内には車中泊用のエアベッドを敷いて寝室に、テント内にはテーブルとチェアを置いてリビングスペースとして活用した。
これまで車中泊は「車内は保管する場所と寝るだけ」というイメージだったが、今回は食事や休憩、朝のコーヒーまでテント内でゆったり過ごすことができ、まるで寝室とリビングを備えた小さな部屋のような感覚だった。
本格的なキャンプ用品を一から揃えなくても、普段使っているSUVがここまで快適な空間になるとは想像以上で、テントがリビングの役割を果たしてくれたことで、車内だけで過ごすときのような圧迫感がなくなり、時間を忘れてくつろぐことができ「これならまたやってみたい」と感じた瞬間だった。
●約30分で設営完了。初心者でも迷わず組み立てられる簡単な構造
ハッチバックテントの設置方法は、車のリアゲートに本体の固定用ループを掛け、2本の支柱とロープ、ペグで固定するだけ。説明書は収納袋に貼り付けられた簡単なイラストだけであったが、初めてでも見ながら約30分で設営できた。「難しそう」というイメージがあったが、実際は思っていた以上に手軽で、本格的なキャンプに慣れていない筆者でも安心して組み立てることができた。
●車載冷蔵庫との相性も抜群。電源ケーブルも無理なく引き込める
車載冷蔵庫はテント内ではなく、あえて車内のベッド横に設置。夜中に喉が渇いたとき、テント側へ出なくてもすぐ飲み物を取り出せるようにするためだ。一方、テント内にはテーブル、チェア、ポータブル電源を配置し、くつろげるリビング空間を確保。
車のルーフに設置したソーラーパネルからの電源ケーブルも、リアゲートとの隙間を利用して無理なく引き込めたため、車内外を快適に使い分けることができた。