◼️岩壁に作られたスリル満点の観音堂
この一帯には、かつて瑞岩寺(ずいがんじ)という寺院があったとされています。切り立った岩壁に囲まれた空間に立つと、ここが長年「幽玄な霊場」として人々の信仰を集めてきた理由が自然と感じられるはずです。
観音堂へは、岩壁をぐるりと回り込み、急な階段を使ってアクセスします。全長17mの梯子もかけられていますが、現在は老朽化により使用禁止。以前は、この梯子を登って参拝していたそうなので、恐ろしいですね……。観音堂から下を覗くだけで、股のあたりがスースーします。
ちなみに、観音堂に安置されていた本尊は、現在は麓に移った瑞岩寺に保管されており、33年に一度だけご開帳される秘仏となっています
◼️さらに歩きたい方は石和温泉駅へと下山する縦走ルートがおすすめ
ここから要害山の登山口に戻ると、3時間半ほど。
さらに歩きたい方は、岩堂峠、鹿穴、深草山、大蔵経寺山を経由して、石和温泉駅へと下山する縦走ルートがおすすめです。プラス2〜3時間ほど歩くことができます。
岩堂峠からは兜山方面へ向かう道もあるので、分岐の見落としには注意しましょう。尾根に乗ってからは、晴れた日ならポカポカの日差しの中、のんびりとした心地いい山歩きが楽しめるでしょう。
このルートを下りる場合、要害山の登山口まで車で行ってしまうと回収がやや面倒になります。行きはバスかタクシーを利用するか、仲間と車をデポするなど、事前に計画しておくとスムーズです。また、季節を問わずクマ対策もお忘れなく。
首都圏からアクセスしやすく、行動時間は5〜6時間ほど。累計標高差は1,000m弱と歩きごたえも適度で、下山後は温泉や食事処にも困りません。天気が良ければ、ところどころで富士山を拝むこともでき、いろいろな意味で“ちょうどいい”要害山縦走コース。2025年の登り初めに、歴史と信仰、自然を一度に味わえる欲張りなプランを立ててみましょう。
◼️【地図】2025年登り初めにおすすめ「武田家の歴史と観音様が待つ要害山縦走コース」はこのあたり