◼️ダイヤモンド富士だけじゃない展望スポット
とはいえ山頂では、ただじっとしているだけではない。周辺の山々を撮影する楽しみがあるのだ。
とくに、竜ヶ岳の山頂より西側へ進んだ展望スポットは必見中の必見。眼前の南アルプスが薄暗い中で白銀の姿を淡く浮かび上がらせている。朝焼けに染まるモルゲンロートも期待できる。八ヶ岳もすぐそこだし、遠くには北アルプスの雪稜も見える。かなりの絶景だ。
下山時はすっかり明るい。太陽光の暖かさ、富士山の裾野の大きさと樹海の広さ、近くの御坂山地や遠くの奥秩父方面の山稜の雄大さなどなど、下りながら自然の偉大さに気が付くし、絶景には驚かされるばかり。
そうした眺めの中には、この一年間で訪れた山があるかもしれない。ああ、今年もたくさん歩いたなあ、よい山旅に恵まれたなあと感謝をして、帰路につく。
ちなみに、前回は年末ではなく、2025年1月5日に登った。太陽の位置が富士山頂のほぼ中心から昇ったこともあって、今後は年明けに登るのもアリだなと思った。その場合は、新しい一年に希望と期待をこめ、ダイヤモンド富士を拝むことになる。なんだか縁起も良さそうだ。
12月にチャンスを逃したら、1月に登るのもアリな山だ。
<低山トラベラー厳選。竜ヶ岳周辺の立ち寄りたいスポット>
【駐車場】本栖湖駐車場。ここから登山口まで歩く!
【日帰り温泉】西湖の北側なら「富士西湖温泉いずみの湯」
【日帰り温泉】西湖の南側なら「富士眺望の湯ゆらり」
【カフェ】河口湖方面へ移動する途中にある「ジューデンコーヒー」
【ほうとう】河口湖の東側にある「ほうとう不動 河口湖北本店」がお気に入り