■都心から常磐線で30分! 自然と食を楽しめるスポット「手賀沼」
手賀沼のサイクリングロードは整備が行き届いており、交通量の多い道路を避けつつ安全に走行できるのがありがたい。湖面を渡る風を感じながらペダルを漕ぐ時間は、都会の喧騒を忘れさせてくれる。
湖畔にはいくつかの見どころがあり、代表的なのは「手賀沼公園」で、休日には家族連れでにぎわう。子ども向けの遊具や広場が整備され、芝生でピクニックを楽しむ姿が多く見られる。また、「手賀大橋」からは湖を一望でき、サイクリングの途中で立ち止まる人も少なくない。
手賀沼は、都心から電車でわずか30分の距離にありながら、豊かな自然と食の魅力を同時に味わえる貴重なエリアである。湖畔沿いには整備の行き届いた遊歩道やサイクリングロードが延び、随所に立ち寄りたくなるスポットが点在している。ここでは、訪れた際にぜひ立ち寄りたい代表的な場所を紹介する。
●手賀沼公園
我孫子駅から最もアクセスしやすい湖畔の拠点「手賀沼公園」。広々とした芝生広場と湖面を望む遊歩道が整備されており、休日には家族連れやジョギング、ピクニックを楽しむ人々で賑わう。
春には桜並木が美しく、ベンチに腰掛けて湖面を眺めれば、穏やかな時間が流れる。近年はキッチンカーの出店もあり、コーヒーや軽食を手にのんびりと過ごす人の姿も多い。
●手賀大橋
手賀沼を東西に横断する象徴的な橋「手賀大橋」。湖を一望できるビュースポットとして知られ、晴れた日には遠く筑波山を望むこともできる。特に朝夕の光が湖面に反射する時間帯は、地元の写真愛好家にも人気の撮影スポットである。橋の上から見る手賀沼の広がりは、都市近郊とは思えない景観だ。
●満天の湯
サイクリングや散策の疲れを癒やすなら「手賀沼温泉 満天の湯」が最適。天然温泉を引いた日帰り入浴施設で、露天風呂からは手賀沼の穏やかな景色を望むことができる。泉質はナトリウム塩化物強塩泉で、体の芯から温まると評判だ。
食事処やリラクゼーション施設も充実しており、サイクリング後に立ち寄れば旅の締めくくりとして満足度が高い。夕暮れ時には、赤く染まる湖面を眺めながら湯に浸かる贅沢な時間が過ごせる。入浴料は大人料金で平日920円、土日祝で1,020円。
●手賀の丘公園・キャンプ場
湖の南東部に広がる「手賀の丘公園」は、森林と芝生が調和する自然公園であり、園内にはキャンプ場やバーベキュー場も整備されている。テントサイトやバンガローのほか、デイキャンプ利用も可能で、家族やグループで自然体験を楽しめる。
園内にはフィールドアスレチックや滑り台などの遊具があり、子ども連れにも人気が高い。春は新緑、秋は紅葉と、季節ごとに表情を変える森の景観は、湖畔のサイクリングとはまた異なる魅力をもつ。
●手賀沼親水広場・展望台
湖の西側に位置する「手賀沼親水広場」は、水辺に近い位置から湖を眺められる散策スポットである。隣接する「水の館」には展望台があり、手賀沼全体を見渡すことができる。天気がよい日には富士山の姿が見えることもあり、サイクリングの途中で立ち寄れる。
館内には手賀沼の自然や環境保全について学べる展示があり、家族連れの学びの場としても人気である。展望台から望む夕景は特に美しく、日没に合わせて訪れる価値がある。
●道の駅 しょうなん
「道の駅 しょうなん」では、地元の農産物や特産品を購入でき、観光客に人気のスポットとなっている。千葉県の名物のピーナッツを使ったソフトクリームは絶品なのでぜひお試しいただきたい。
週末のリフレッシュや家族のお出かけ先を探している人にとって、手賀沼サイクリングは最適な選択肢。次の休日には、ぜひ自転車に乗って湖畔を走り、その魅力を肌で感じてほしい。
【アクセス情報】
電車でのアクセス
東京方面から/JR常磐線快速で上野駅から我孫子駅へ(約30分)
千葉方面から/JR成田線で成田駅から我孫子駅へ(約40分)
茨城方面から/JR常磐線で土浦駅から我孫子駅へ(約30分)
車でのアクセス
東京方面から/首都高速7号線・常磐自動車道「柏IC」から国道16号経由で約30分 ※柏ICからは国道16号を北上し、県道8号線を経由して手賀沼方面へ
千葉方面から/京葉道路「花輪IC」から国道6号経由で約50分
茨城方面から/常磐自動車道「谷和原IC」から国道294号経由で約40分