■24時間後も氷が残ってるってマジすか……

 サーモシェルの使い方は簡単。まず底にガタツキ防止のボトムシートをセットし、ナルゲンをインサートしてスクリューキャップをしめるだけ。

ガタツキ防止のボトムシートを入れてからナルゲンを装着。初期型のナルゲンは現行よりやや小ぶりのため、シートを2枚重ねると調子がいいとのこと

 工作精度が高いせいか、ナルゲンを差し込むと空気を逃がしながらスーッとゆっくりはまっていきます。

 サーフェスの担当者によると、「軽さと丈夫さでアウトドアなど様々なシーンで活躍するナルゲンで、冷たいものは冷たく、温かいものは温かく飲みたいと思い開発した」というこのアイテム。

コンビニのロックアイスで保冷力を検証

 カタログスペックでは6時間の保冷力を持つとのことで、これまでに筆者はサイクリングや釣り、ソロキャンプなどにサーモシェルを稼働。その実力にすっかり魅了されていますが、「実際に何時間保つのか」と数値で実感するため、検証をすることにしました。

 用意したのはサーモシェルと2本のナルゲン、そしてコンビニのロックアイスです。ナルゲンに氷をなるべく均等になるよう入れていきますが、準備をしている間にも解けはじめていくので焦ります。

ロックアイスは目見当だができるだけ同量になるように入れた

 天候は曇りで、気温は32℃の12時(正午)より計測スタート!

1時間経った状態。左のサーモシェルで保冷したナルゲンの氷はほぼ原型のまま

 1時間経過した段階でナルゲンを取り出し様子をチェックすると、底から1cmほど水が溜まっていますが、氷はおおむね原型をとどめています。

 一方、生身で炎天下に放置したナルゲンの氷は半分ほどが解けて水没。実験開始から合計2時間を待たず完全に水になった時点で美味しくいただきました。

実験開始から12時間後、ロケ帰りに寄ったコンビニの駐車場でチェック

 12時間後。まだまだ残ってる……。完全に解ける瞬間に立ち会うことは断念。結論は翌日に持ち越されることに。

丸一日経ったサーモシェルで保冷したナルゲンから解けた水を取り出すと、これだけの氷が残されていた

 そして検証開始から約24時間後。サーモシェルからナルゲンを取り出すと、まだ氷が残っていました!

 もちろんこの検証結果は、一度もキャップは開けないという特殊な条件でのこと。実際の使用シーンとは大きく異なるとはいえ、シェルのあり・なしの差は歴然。ナルゲンの耐熱温度は100℃なので、冬場はお湯でも試してみたいと思います。

 またサーフェスでは、「Surface Trade In」のサービスも行っています。オンラインストアの会員が対象で、万が一サーモシェルに性能の低下や変形が起きた場合に下取りするというもの。思う存分屋外で使い倒すことができそうです。

 そして、サーモシェルは機能を拡張するアフターパーツが充実しているのも大きな魅力。フォトギャラリーに小物類を載せておきますので、オンラインショップとあわせてぜひチェックしてみてください。

 

ThermoShell(サーモシェル) SF01 SURFACE(サーフェス)
https://store.surface-inc.jp/?srsltid=AfmBOorI2CcNc1Vz-e2IkvZhS4_0WHlF7kIrBuJU5Pa-HPN5fYjiziVx