キャンプコーナーの充実ぶりでおなじみのDAISO(以下、ダイソー)。その中でもコスパ最強と話題なのが「アルコールストーブ」。火力も見た目も本格的と注目を集めている一方で「燃焼時間は?」「安全に使えるの?」など気にする声も聞かれる。

 そこで当記事では、ダイソーのアルコールストーブのメリット・デメリットを検証し、誤った使い方で失敗しないコツや、活用法も紹介する。

■驚きの完成度!  ダイソー「アルコールストーブ」とは?

燃料用アルコールを入れるだけのシンプル構造

 アルコールストーブとは、アルコールを燃料とし、アウトドアなどで使用されるコンロのことを指す。ガスストーブに比べ、火力は劣るものの軽量かつコンパクト、寒冷地や高地に強いため、ソロキャンパーや登山者の愛用者が多い。略して「アルスト」と呼ばれる場合もある。

 そのアルストがなんとダイソーのキャンプ用品にラインナップされている。価格は税込330円(80ml)と破格ながら、アルミ製の軽量ボディを備え、見た目も有名ブランドのアルコールバーナーを彷彿とさせるデザイン。思わず「これ本当に100円ショップで買えるの!?」と驚くほどのクオリティである。

■実際に使ってみた!  火力・燃焼テストでみえた実力

湯沸かしやインスタント食品の温めに最適

 実際に屋外でダイソーのアルコールストーブ(80ml)をテストしたところ、炎は予想以上に安定しており、200mlの水を「5分」ほどで沸かすことができた。点火はライターを近づけるだけですぐに着火、無音に近い燃焼音のため、静かなキャンプの雰囲気にも合う。

 燃焼時間は説明書に記載してあるアルコール量が本体の3分の2(約50ml)でおよそ「19分」ほど。火力を必要とする調理よりはインスタント食品などの湯沸かしに向いている。