■山頂からの眺めは、さすがに秀麗!

山頂からは富士山がどーん

 登りがしんどい分、登った先に待っている山頂からの景色は格別です。開けた山頂の向こう側には、新緑に染まった山梨の山々と真っ白に雪を抱いた富士山の姿。そのコントラストが非常に印象的な景色です。

足元に大月市街が広がる

 写真を撮影するなら、山頂から少し先に降ったところにある鏡岩上の広場まで足を延ばしてみましょう。この広場は下から見上げた大岩の真上にあるので、視界を邪魔するものがまったくありません。見下ろしてみると、かなりの高度感。ジオラマのように広がる大月市街地に、ミニチュアのような車や電車が走っているロケーションは、なかなか他にありません。

周辺の低山と組み合わせて登るのもあり

 畑倉登山口からは1時間半もあれば十分往復できますが、歩き足りない方は西側に続く稜線を浅利登山口まで繋ぐ2時間ほどのルートも取れます。さらに、山頂から桂川を挟んだ対岸に見える菊花山や高川山など、他の山と組み合わせて日帰り登山を満喫することもできます。

 15時に降りてきたとしても、電車であれば渋滞の心配もなく、明るいうちには自宅に帰れるでしょう。道路が混みそうな連休中は、あえて電車で行ける近場の名低山。いかがでしょうか。