突然ですが、世界には何種類のペンギンがいるかご存じでしょうか?  答えは18種類。そしてその半数にあたる9種類が暮らす水族館が「長崎ペンギン水族館」です。

 橘湾が目の前に広がるロケーションに建ち、砂浜のビーチを活かしたペンギンの観察も行われています。またカヤックなどのマリンアクティビティも楽しめるので、実はアウトドア好きにもおすすめしたいスポットなのです。

 世界的にも珍しい長崎ペンギン水族館について紹介します!

■9種類のペンギンが過ごす水族館

 JR長崎駅からバスで30分というアクセスが便利な場所に長崎ペンギン水族館はあります。

 ここで暮らしているペンギンはキングペンギン、キタイワトビペンギン、ミナミイワトビペンギン、ジェンツーペンギン、ヒゲペンギン、マゼランペンギン、フンボルトペンギン、ケープペンギン、コガタペンギンの9種類です。世界的に見ても、これほどの種類のペンギンを一度に見られる施設はなかなかないそうです。

亜南極ペンギン室

■まるで南米にいるような、個性豊かな展示場

 長崎ペンギン水族館の魅力は展示の仕方にもあります。たとえば深さ4m、水量200トンという国内最大級のプールではすいすいと泳ぐペンギンたちが見られます。青い世界で泳ぐペンギンたちは、まるで空を飛んでいるようだとも言われ、とても幻想的な光景です。

泳ぐフォルムも美しいペンギン

 暖かい地域に住むペンギンたちを展示している温帯ペンギンゾーンにはサボテンなどの南国の植物が飾られ、南米やアフリカの雰囲気を味わえます。

自然の岩場で過ごしているような温帯ペンギンゾーン

 そしてなんといっても見どころなのが、ペンギンが自然の海で泳いだり、砂浜でのんびりしたりしている姿が見られるふれあいペンギンビーチです。自然のなかでペンギンが自由に過ごしている姿を見られるのはとても貴重です。

 ふれあいペンギンビーチについては実施していない場合もあるので、ホームページで確認してください。

ふれあいペンギンビーチ。足跡もかわいい

■実は長崎ペンギン水族館にいるのはペンギンだけじゃない

 長崎ペンギン水族館では、ペンギン以外の生物たちにも出会えます。

 水量が約120トンある大きな水槽の中には、長崎近海の魚たちが30種類ほどいます。また、日本では3か所でしか見られない、メコンオオナマズとも呼ばれるプラー・ブックも見られます。現在は100kgほどですが、成長すると体重300kgになることもあるそうです。

長崎の海に生息する魚たち
ほかではなかなかお目にかかれる機会が少ない貴重なメコンナマズ