■山でレンズ付きフィルムを使うなら

山でレンズ付きフィルムを使うと、スマホでの撮影とは一味違った写真が出来上がる。その雰囲気は独特で、デジタルにはない柔らかさとノスタルジックな雰囲気が楽しめる。
しかし、レンズ付きフィルムでの撮影を山で楽しむのなら、いくつか意識してほしいポイントがある。それは光量。
レンズ付きフィルムは自動で明るさを補正してくれない。そのため、フラッシュを使っても画面が暗く沈んでいたり、白飛びしたりということが起こる。


山では頭上に木々の枝葉があり、さらに谷筋や北側では山の地形そのものによって日光が遮られて十分に差し込まない。
筆者が撮影した晴天の午前10時頃は肉眼やスマホなどのデジタルでの撮影には十分な光量でも、レンズ付きフィルムにはフラッシュがあっても光量が足りない、という仕上がりの写真が何枚もあった。


もちろん、フラッシュを利用せず自然光を取り入れた撮影も可能だが、経験が必要になりそうだ。そのため、なるべく明るい場所でフラッシュを使って撮影するときれいに撮影できるだろう。
手ブレやピンボケも筆者としてはフィルム写真ならではの味わいだと思っている。しかし、きれいに手ブレを抑えて撮るのなら、シャッターを押すときには脇を絞めて可能な限り手ブレしないように意識すると、きれいに撮れた印象だ。

次回の登山には、レンズ付きフィルムをお供としてバックパックに忍ばせてみてはいかがだろうか。もしかしたら新しい登山の楽しみに目覚めてしまうかも?