先日、避難小屋を利用された登山者よりご連絡をいただきました。
避難小屋は問題なく使用できたとのこと。トイレも一基開放中。トイレットペーパーは持参し、お持ち帰りをお願いします。今は雪に埋もれたら見えなくなるけれど、春になるとそっくりそのままの姿でブツが顔を出すので、小屋周りでうんちっちはしないでね。
戸締りもお忘れなく!
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■山小屋のゴミって、どうしているの?
山暮らしは、街暮らしと勝手が違うことが多々ある。今回はその1つ、ゴミのお話し。
生活していると、ゴミってどうしても出るよね。包装紙をめくれば紙箱が出てきて、箱を開けるとプラケースに個包装のお菓子が綺麗に並んでいる。中身より、包装の方が多いのでは? と食いしん坊のわたし、驚愕することもしばしば。
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街では回収日が決められていて、その日に指定の場所へ持って行きさえすれば、あとはお任せだけれど、山小屋ではそうはいきません。ヘリで荷上げをしているところは、小屋に荷物を下ろした後の帰りの便で、全てゴミを荷下ろししているところが多い。
大きな山小屋になると、敷地内にでっかい焼却炉があって、可燃ゴミは焼却していたところもある。人も綺麗に燃やせるくらい火力が強い、って聞いたこともある。冗談でも、ぞくっとする。こわこわ。
麓から近い山小屋は、段ボール、缶、ビンから生ゴミ、使用済みのトイレットペーパーまで、ボッカして人力で下ろしていた。それもまた重労働だ。どちらも見えないところだけど、小屋の人たちのありがたさを感じる。もちろん、街に下ろしたあとは業者さん様様。