■高い撥水効果を実証!  防水性をチェックしてみた

 「トレックシューズエンリル」を履いて、約5cmの水を張ったプラスチック桶に足を入れてみた。

ソールが厚く、5cmの水位でもアッパー部のメッシュまでは水は到達しない

 多少動いたりすると、メッシュ部から水が入るだろうと思ったが、撥水加工の効果か、まったく濡れることはない。

 足踏みしたり10分程度水に入っていたが、中に水が浸入してこなかったのは驚きだ。インソールもまったく濡れず、靴下もサラッとしている。これなら多少の悪天候でも足元を気にすることなく履けそうだ。

5cmの水の中に入ったあとでも、ワークマンの「トレックシューズエンリル」の中はサラッとしており、不快感はまったくなかった

 実際に雨の日に外で履いてみたが、表面は撥水が効いていて水を弾いてくれ、厚底のソールで少しの水たまりなら気にせずに歩けるのでかなり重宝した。

撥水効果のおかげで、雨が玉になって流れている

■実際に履いてみて感じた課題点

 「トレックシューズエンリル」はローカット。足首までのホールドはないので、凸凹の大きな登山道を長時間歩くような、本格的な登山での使用は疲労やケガにつながる恐れもある。

 また幅が広くて窮屈感はないが、足が大きい人は注意。27.0cmまでは0.5cm刻みでサイズ展開されているが、それ以上は1cm刻みになってしまう。筆者は27.0cmでは少しきつく、28.0cmでは少しゆるい感じがした。靴紐で調整すれば問題はないが、欲を言えば27.5cmがあるとうれしかった。

 唯一残念な点は、かかと部のループが数回でちぎれたこと。履くときにかかと部を引っ張り上げるのに便利なのだが、靴紐をきつめにしていたせいか、少し力を入れて引っ張ったところ、簡単にちぎれてしまった。

 このループがなくても履き心地や歩行には支障はまったくないが、もう少し耐久性があるとよかった。また27.5cmがあれば紐をきつくせずに済み、ちぎれなかったのでは?  と残念に思えた。

かかと部分のループは、あまり力を入れずに引っ張ったつもりだったが、簡単に切れてしまった

■「トレックシューズエンリル」はコスパ最高な万能シューズ

 「トレックシューズエンリル」は、3,500円という価格ながら軽くて履き心地がよく、トレッキングでも街中でも使える。また、接地面から5cmまでの防水性能もあり雨の日も安心。さすがワークマンと思える万能シューズだ。

 トレッキングやキャンプと、これ1足あれば重宝すること間違いなしだ。オンラインサイトではサイズによって「入荷通知リクエスト」となっている。店頭で自分に合ったサイズを見つけたら迷わずゲットがおすすめである。

ワークマン トレックシューズエンリル
価格/3,500円(税込)
カラー/ブラック、メサグレー
素材/ポリエステル・合成底
サイズ/24.5cm~27.0cm、28.0cm

商品サイト/https://workman.jp/shop/g/g2300053572058/?srsltid=AfmBOopug6XM7Za6c4byZD3KuFIkhnDPj7iwb6FNmpiECkZu0MCc72HC

※この記事の情報は2024年12月現在のものです。価格や在庫状況が変更されている場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。