登山当日でも手軽に購入できる「コンビニスイーツ」。山で食べやすいものも多く、ご褒美スイーツとしてもよい。今回はファミリーマート、セブンイレブン、ミニストップの3社から、登山に持って行きたいスイーツを紹介する。

 なお、紹介するスイーツはすべて「要冷蔵」のため、気温や持ち運び方に気をつけよう。今回は日中の気温が9℃の日帰り登山で、保冷剤を入れた保冷バッグを使用した。

■ファミリーマート「おいものクイニーアマン」

中にはたっぷりのおいもホイップとスイートポテト餡。硬さと柔らかさのを両方を楽しめる

 おいもホイップと、濃厚なスイートポテト餡をデニッシュで包んだ「おいものクイニーアマン」。デニッシュ生地の表面をキャラメリゼした、フランスの伝統的な焼き菓子である。

 飴のコーティングをした硬めのつくりで、ザックの中でも潰れにくい。持ち歩いているうちにコーティングが少し柔らかくなったが、パリッとした食感は残っていた。デニッシュ特有のパサつきはなく、山でも食べやすい一品だ。

 パリッとしたコーティング、噛みごたえのあるデニッシュ、ねっとりしたスイートポテト餡、軽めのホイップと、食感が楽しい。黒ゴマの風味と濃厚なスイートポテト餡が大学芋を思わせ、秋山で食べたいスイーツである。

■セブン-イレブン「しろもちたい焼きカスタード&ホイップクリーム」

カスタード&ホイップクリームが透けて見える

 もちもちした生地に、カスタードとホイップクリームをたっぷり包んだ「しろもちたい焼きカスタード&ホイップクリーム」。クリームのとろとろ加減がわかるほど柔らかいが、持ち歩いても生地は破れなかった。

半分に切ると、とろりとしたクリームが溢れてきた

 もちもちぷるぷるの癖になる食感。生地に甘さはなく、カスタード&ホイップクリームを邪魔しない。クリームはカスタードの存在感が強く、新食感のクリームパンのようだ。

 口の中の水分を取られることはなく、むしろ、とろみの強い滑らかなクリームで喉の通りがよい。ガツンとくるクリームの甘さは、登山で疲れた体にぴったりだと感じた。

セブン-イレブン しろもちたい焼きカスタード&ホイップクリーム
参考価格/181円(税込)

商品サイト/https://www.sej.co.jp/products/a/item/113328/