■コールマン「トレイルヘッドコット」と比較してみた

 参考に、これまで使用していたコールマンの「トレイルヘッドコット」と比べてみた。

左がコールマンのトレイルヘッドコット、右がワークマンのアルミコット

トレイルヘッドコット(5,800円・税込)
幅87cm×奥行190cm×高さ40cm

ワークマンのアルミコット(8,690円・税込)
(ハイスタイルの場合) 幅66cm×奥行190cm×高さ35cm
(ロースタイルの場合)幅66cm×奥行190cm×高さ17cm

 奥行は同じで、幅と高さはレイルヘッドコットの方が大きいので存在感があるが、耐荷重はワークマンのアルミコットが100kg、コールマンのトレイルヘッドコットが80kgと、ワークマンの方が高いことは驚き。

 重量はトレイルヘッドコットが約9kgと、片手で持つのは少し辛いが、ワークマンのアルミコットは約3.5kgで片手でも持てる重さだ。これはフレームの素材がスチールかアルミかの違いによるものだが、ワークマンの方が耐荷重も高く、収納時もコンパクトになるので、選ぶ際の大きなポイントになる。

 なお、24年モデルは生地がリニューアルされて3.9kgに増加しているが、まだまだ軽量と言える重量である。

収納サイズはワークマンの方が半分の大きさでコンパクト

 寝心地については好みもあるとは思うが、トレイルヘッドコットの方が横幅に余裕があるので寝やすい印象だ。もちろん、ワークマンのアルミコットも寝心地はよいが、生地の張りに若干の違いがあり、ワークマンの方がしっかりとした硬めの寝心地に感じた。

コールマンのトレイルヘッドコットは幅に余裕を感じる
ワークマンのアルミコットは幅の狭さは感じないが、余裕は少ない

 ワークマンのアルミコットは軽量コンパクトで耐荷重も高く、低価格だが、寝心地を重視するならコールマンもよい選択だ。好みや使い方、車の積載などに合わるなど使い方で選ぼう。

■組み立て&収納時の注意点

 ケガにもつながる注意点が1つ。レッグフレームをはめる際のロックが硬いので気をつけよう。カチッと音が鳴れば安心だが、はまるまでがとにかく硬い。男性なら両手を使えば大丈夫だが、女性には厳しい作業かもしれない。

 何度か使用するうちに生地も馴染んできてきたり、コツを掴んだりすれば気にならないが、最初はケガをしないように特に注意して組み立てよう。

 外すときはより注意が必要だ。ロックが外れる時の反発力で手が弾かれ、ケガをしかねない。筆者は爪を割ってしまった。幸い、表面が割れた程度なので大事には至らなかったが、結構な力で弾かれたのでかなりびっくりした。

■サイズ感、使用用途、価格すべてでおすすめのワークマン「アルミコット」

・6,800円(税込)という低価格(24年モデル)
・ハイ・ローの2wayでの使用が可能
・持ち運びがコンパクトで軽い

 結果としては、購入してよかったと思える商品となった。有名メーカーのコットは平均1万円程度することを考えると、コスパのよい商品である。

 ワークマンのアルミコットは常に完売が続いている人気商品だが、公式オンラインストアでは入荷通知設定もできるので、気になる方はチェックしてみよう。

ワークマン 燃え広がりにくいアルミコット
価格/6,800円(税込)*【WEB限定】汚れが落ちやすいアルミコットの価格
使用時サイズ/幅 約66cm×奥行き 約190cm×高さ(ハイ) 約35cm&(ロー) 約17cm
収納時サイズ/幅 約20cm×奥行き 約55cm×高さ 約20cm
重量/約3.5kg 
材質/シート:ポリエステル フレーム:アルミニウム合金 
耐荷重/約100kg

商品サイト/https://workman.jp/shop/g/g2300066228010/

コールマン トレイルヘッド(TM)コット
価格/8,690円(税込)
使用時サイズ/幅 約87cm×奥行き 約190cm×高さ 約40cm 
収納時サイズ/幅 約14cm×奥行き 約93cm×高さ 約18cm 
重量/約9kg 
材質/シート:ポリエステル フレーム:スチール 
耐荷重/約80kg 

商品サイト/https://ec.coleman.co.jp/item/2000031295.html