突然だが、みなさんのお宅では来客用の布団を持っているだろうか？ 年に数回使うかどうかのために来客用の布団がいくつもあると、布団を干すなどの管理が面倒なうえに、限られた収納スペースを使うのがもったいない。
しかし、夏休みのような長期休暇には親戚や友だちが泊まりに来る可能性もあるので、まったく用意がないというのも困る……という方もいるのではないだろうか？ 筆者がまさにそうである。
筆者は来客用の布団購入を検討していたが、想定よりも高価で、購入に二の足を踏んでいる。そこで、自宅にあるシュラフをお客さまへ失礼にならない範囲で、来客用布団として代用できるかを試してみた！
なお、今回の使用方法はメーカーの推奨する使用方法ではなく、あくまでも筆者が自宅で活用するために考えた使用方法であることを留意いただきたい。
■比較するシュラフは2種類！
比較したのは、以下の2点のシュラフだ。
1. スノーピーク SSシングル（購入金額：5,500円）
2. ネットで購入した安価なシュラフ（購入価格：1,500円）
2点とも封筒型シュラフで、ファスナーを開くことで掛け布団として使用が可能なタイプだ。
この2点を比べた理由は、どちらも手に取りやすい価格帯であるからだ。また、なんとなく高価なギアを重宝しがちだが、もしかしたら安価なギアにも活躍の機会があるのかもしれない！ と考えたため比較してみた。
今回は寝具用マットレスを床へ直に敷き、その上にシュラフをセットし、実際に筆者が寝て試してみた。
●【スノーピーク】SSシングル（購入金額：5,500円）
キャンプ好きにはいわずと知れたアウトドアブランド「スノーピーク」のなかでも、キャンプデビューに最適なエントリーシュラフ「SSシングル」。おしゃれ感のあるシックなグレーで、テンションが上がる。
実際に寝てみると、安定感がある！ シュラフ自体に厚みがあり、しっかり布団として使用出来た。あっという間に夢の国へ……まではよかったが、問題は眠りについてしばらくしてから発生した。
シュラフのなかの暑さが異常なのだ。この日はジメジメとしていたこともあり、エアコンをつけて眠っていた。足もとのファスナーを閉めて寝たところ、眠りが深くなった頃にシュラフ内に熱がこもってしまった。ファスナーを開けて眠るも、厚みがある生地で身体が包み込まれ、なかなか熱が逃げなかった。そのため、最終的にファスナーを全て開き、掛け布団として使用した。すると先ほどまでの暑さが嘘のように眠れた。
