■帰りの舗装路歩きが一番ツラい?
帰りは稜線上を東に向かい、大弛峠を経由して帰ります。大弛峠までは気持ちよく歩けたのですが、峠からアコウ平まで戻る舗装路歩きが今日一番退屈でキツいパートでした。
急な岩場の通過もあるし、最後は沢から登り返しもあるので、御嶽道を下るピストンはあまりおすすめできません。日帰りで歩くならば、仲間と車2台で来て、大弛峠に1台デポしてからスタートするのが賢い歩き方かと思います。
■自信を持っておすすめしたい中上級者向きのルートでした
実際に登ってみた感想としては、とても気持ちが良く、歩き飽きないルートだということ。事前情報だけで想像したのは、修験の道だし、ずっと登りっぱなしだし、一種の修行系のキツいルートでした。しかし、実際は沢あり、美しい森あり、展望あり、そして静かで歩きごたえまであって、自信を持って人にすすめることができそうです。
ルート上には目印となるピンクテープや看板も多く、しっかり歩ける登山者ならば危険箇所はほぼありません。道迷いしそうな分岐点などもありませんでした。ただ高度感のある岩場の通過が数か所あるので、高所が苦手な方や初級者にはおすすめはしません。
今回のアコウ平から入るルート取りであれば、十分日帰り可能です。往時を偲び、麓の金櫻神社や昇仙峡から歩き始めるならば、金峰山小屋に泊まる1泊2日プランがいいでしょう。首都圏からもそれほど遠くないので、秋の紅葉シーズンに向けて、候補地の1つに加えてみてはいかがでしょうか。