■景色の良さと歩き応えは、標高に比例するとは限らない
登り切った先の天狗岩、そして下った先にある富士見岩からの展望も素晴らしいものがあります。標高は高くないものの、足利アルプスの立地の妙が存分に感じられる眺めです。
空気が澄んだ冬場や雨の翌日は、さらにクリアな景色が楽しめるらしく、そんな日はゴールの織姫神社からの夜景も素晴らしいそうですよ。
この山を歩いてみて印象的だったのは、毎日のように登っている方々が多くいて、地元のハイカーたちに本当に愛されている山だということ。元々、人気があった山ではありますが、山火事を機により一層、地元の方々は愛着を感じるようになったそうです。経験上、地元民の愛され山にハズレはありません。
また、景色の良さと歩き応えは、標高に比例するとは限りません。足利アルプスはその代表例のような場所でしょう。
今回歩いたのは、まさに足利アルプスのほんの一端。足利市観光協会のホームページには、所要時間や距離を含む詳しい各ハイキングコースの案内とMAPが掲載されているので、体力と時間に合わせた計画作成時の参考にしてみてください。