この時期に長野県安曇野市を車で走っていると、山の斜面に延びるピンク色の帯が一際目立つ山が目につきます。

 この山の名前は光城山(ひかるじょうやま)、ピンク色の帯の正体はなんと桜です。登山口から山頂まで約2000本もの桜が連なる「お花見登山」の名所として知られています。

北アルプスの連なりを眺めながら、桜の回廊の中を登ります。最高でしょう?

 例年であれば、4月の下旬に桜の見頃を迎える山なのですが、今年はかなり開花が早く、現在山頂周辺が満開の状態です。

 お花見登山を計画しているならば、今週末くらいまでが見ごろとなりそうです。

平日にもかかわらず、山頂周辺はかなりの賑わいを見せていた
登り始めの登山口周辺は、すでに桜が散り始めているが、柔らかな新緑が混ざって美しい
山頂まではのんびり歩いて1時間ほど

 麓の駐車場から山頂までは、よく整備された道を1時間ほど登ります。本格的な登山装備は必要ありませんが、動きやすい服装や靴がよいでしょう。知らず知らずのうちに足が疲れている下山時は、滑らないよう気をつけて下りましょう。

平日でも駐車場は朝から一杯

 駐車場スペースはそこそこあるものの、撮影時は平日にもかかわらず、朝から満車でした。入り口の少し先に臨時駐車スペースも設けられていますが、そこもすぐに埋まってしまう人気ぶりです。

 登山口近隣は住宅地なので、迷惑になる路上駐車は絶対に避けましょう。

この山で桜を見納めるのも乙

 週末に計画するなら、電車やタクシーなどの利用をおすすめします。最寄駅から登山口までは歩いて20分ほど。登山前の良い足慣らしになるでしょう。

 山頂周辺の桜の見頃は、たぶん今週末がラストチャンス。桜の中を登っていくという、他にはない贅沢な登山をお楽しみください。

満開が楽しめるのは、たぶん今週末まで