●雪質やロケーションは「2000m超レベル」だが、数字としては超えていないスキー場

竜王スキーパーク:1,930m
かぐら:1,845m
白馬八方尾根:1,831m
山形蔵王温泉:1,661m
野沢温泉:1,650m
安比高原:1,328m
ニセコ東急 グラン・ヒラフ:1,200m

山形蔵王温泉最上部の樹氷原コースは、ひたすら寒く、標高が高そうだが、トップで1,661mなのだ

 上に挙げたのは、雪質がよく積雪量も多いが、2,000mに満たないメジャースキー場の一例である。ベースからゴンドラ・ロープウェイで上部までアクセスできるレイアウトで、フカフカのパウダーを楽しめるが、実は数字上は“意外にも”それほど標高が高くないスキー場の代表格がニセコ東急 グラン・ヒラフだ。なんと、トップの標高は1,200m、ベースが240mなのである。良質パウダーを作り出すのは、何も標高の高さだけではない……のである。

●残念ながら「今は営業していない」標高2,000m超スキー場

御岳ロープウェイとチャオ御岳は、御嶽、開田高原マイア同様に御嶽山の山腹にあった。つまり、かつて御嶽山周辺は2,000m超のスキー場が4つも並んでいたのである

 紹介した他にも、比較的最近まで存在していた標高2,000m超のスキー場があった。'11季まで営業していた御岳ロープウェイ(2,150m)と、'19季を最後に営業していないチャオ御岳マウントリゾート(2,190m/旧チャオ御岳スノーリゾート)である。

●その他の「2,000m超」のスキー場

パルコール嬬恋スキーリゾート:2,100m
高峰マウンテンパーク:2,050m
丸沼高原:2,000m
ブルーリゾート乗鞍:2,000m

高峰マウンテンパークとは以前の「アサマ2000」
丸沼高原は首都圏にある貴重な標高2,000m超スキー場だ
ブルーリゾート乗鞍は以前の「Mt.乗鞍」もしくは「乗鞍高原温泉」だ