●焚火台の詳細設計を考える
① バケツの底から網の間の空気穴の位置
DIY焚火台のコンセプトデザインをもとに、まずはバケツのどこに空気穴をあけるか考えていく。バケツの底部には、直径約15mmの穴を底部から約5cm離れた場所に4.5㎝間隔で左右それぞれ7か所、バケツ1周分、計14か所設ける。
網は直径24cmタイプのものがホームセンターなどで売られている。網は底部の穴の位置より上に固定する。これにより、炭火の下から十分な空気が流入し、二次燃焼を促進することができる。
② 二次燃焼を促進するためのバケツ上部の穴の位置
バケツ上部には、直径約15mmの穴を、そこから約5cm下に5.3㎝間隔でそれぞれ7か所、バケツ1周分、計14か所穴をあける。
●設計に基づいて製作していこう
① 穴位置の設定
実際に用意したバケツに、穴の位置をマジックペンで付けていく。今回使ったバケツの上部の直径は29cmであった。これより網を固定するボルトを取り付ける位置を決める。直径24cmの網は、上部から約14.5cmの位置で止まった。この位置にボルトとナットを固定する4つの穴をあけることに決めた。
② 穴をホールソーであける。
③ 穴あけ完了!
④ 網を置く位置にボルトとナット(平ワッシャーとスプリングワッシャー)を締める。
レンチとペンチでボルトとナットを締め付ける。バケツの外側にスプリングワッシャー、内側に平ワッシャーを取り付ける。
⑤ 耐熱塗装
スプレーにてバケツに耐熱塗装をスプレーしていく。塗装は約1時間で乾いた。
⑥ ついに完成!
塗装が乾いたら、中に網を設置し、DIYの焚火台が完成。
今回、製作にかかった時間の目安は以下の通りだ。
・設計は作図・穴位置決め:約45分(メジャーで部材寸法を計測しつつ)
・バケツへの穴位置記入:約30分
・記入した穴位置をホールソーによる穴あけ作業:約50分
・網止め用ボルト、ワッシャー、スプリングワッシャー、ナット取り付け:約20分
・耐熱塗装:約60分(20分おきに三度塗り実施)
※塗装完了後、80分ほど乾燥する。合計約5時間で完成した。