■被害に遭わないための防犯対策

 治安の悪いヨーロッパでのキャンピングカー旅で、筆者が実施している被害に遭わないための防犯対策と、気をつけているポイントを紹介する。

① 駐車スポット・車中泊スポットは安全かしっかり見極める

外灯が明るく、他のキャンピングカーがいるスポットが安心だ

 まずはどこに車を停めるかが大事になってくる。オートキャンプ場やRVパークを利用するのが一番安全だが、時にはやむを得ず駐車場などを利用することもある。その際は、事前に車中泊スポットを下調べし、安全かどうかチェックしている。

 ヨーロッパでは「Park4night」という車中泊スポットアプリを使い、その場所を利用した人のレビューを参考にしながら場所選びをしている。「窓を割られて侵入された」「車上荒らしに遭った」「周辺に怪しい人物がうろちょろしていた」などとリアルなコメントがあるので、悪い評価のスポットは絶対選ばないようにしている。

 その他、車中泊スポットへ行く前に「Googleマップ」アプリのストリートビューで周囲の様子をチェックし、外灯があるかなどを確認してから向かうなど対策をしている。

② 車内が見えないように目隠し

外から車内の様子が見えないよう、カーテンやサンシェードで完全に目隠しする

 車の中に金目のものがあると思われないように車から離れる際は窓のロールカーテンを全て閉じ、フロントガラスにもサンシェードを付け、外から中の様子が全くわからないようにしている。車上荒らしも中に何があるかもわからないのにリスクを負ってまで侵入しようとは思わないはずだ。

 サンシェードは防犯面だけでなく、断熱効果もあり、プライベート空間の確保にもなるのでマストアイテムだ。