なんと美しい……! やってきたのは百舌鳥古墳群の中に鎮座する百舌鳥八幡宮。15時という中途半端な時間に行ったのだが、逆によかった。ああ、秋の快晴にほんの少し夕方のイエローが迫りきて、百舌鳥八幡宮の風格を際立たせている!

ちょうど七五三の時期。お椀をかぶったような髪型の男の子が描かれた看板も可愛らしい

■厄払いで有名なパワースポット

 南海高野線百舌鳥八幡駅から徒歩15分ほど歩き、思ったより遠くオロオロしたが、オロオロの甲斐があったというもの。

 歴史は古く約1400年。神功皇后(じんぐうこうごう)が「幾万年の後までもこの地において天下泰平民万人を守ろう」と御誓願を立てたのだそうだ。クーッ、カッコいい!!

社殿。創建は欽明天皇の時代(537~571)。御祭神は応神天皇、神功皇后、仲哀天皇、住吉大神、春日大神

 社殿はもちろん、クスノキもこれまた迫力。なんと樹齢約800年。府の天然記念物指定されているそうだ。「でしょうね!」と言いたくなる迫力。

 百舌鳥八幡宮は厄払いで有名なパワースポットだ。しかも七五三の時期だったので、着物姿の子どもを連れたご家族がチラホラいらっしゃった。

 ほのぼのとご家族を眺めつつ、まずはお詣りをする。なぜか至近距離で私をガン睨みしてくるチビッ子がいたが、いいのよいいのよ。あなたのぶんの幸せもお願いしてあげるわよ、オホホホホ!

 秋空の美しさで妙なテンションになりながら、おみくじを引きに社務所に向かう。

社務所。三丁目の夕日っぽくてものすごくかわいくないですか!