■日連アルプスの景色

木々の合間から覗く山並み

 駅から車道歩きで登山口へ。序盤の急登から小さなアップダウンを繰り返す尾根を歩き、そして車道へ戻る。

 そんな登山らしい歩き応えを感じられるコースは、しっかりと整備されている。

日連アルプスの登山道の入り口にも熊に関する注意の看板がある
わかりやすい看板が掲示されている日連アルプスの登山口
日連アルプスには、わかりやすい道標が設置されている

 今回筆者は、日連アルプス縦走コースを金剛山神社参道入口からスタートし金剛山を経て東進。西側の宝山方面から下山する、スタートゴールとなる藤野駅までを反時計回りにぐるりと一周するルートを歩くことにした。

テーブルつきベンチも各所にあり、食事などもしやすい

 早朝の寒い時間帯は山の北側を登って適度に体を温め、気温が上がる時間帯はゆっくりと尾根歩きを楽しみ、疲れの出る後半は安全な車道を歩くというコース取りだ。

 コースには所々階段が設置され、危険個所にはロープが張られており、明確な通行禁止のガードが設置されている箇所もある。

通行止めのガード

 ローカルながら、こまめな手入れがされている日連アルプスのような低山は、高尾山の次に歩く山としては歩きやすくおすすめだ。休憩中には地域の小学校からチャイムが聞こえ、適度に町に近い山という点も安心感がある。