■整備されたローカルな低山でも油断は禁物

日連アルプス唯一の難所

 「ローカルな低山よりも、人気のある高山のほうが登りやすい」と言われるのは、整備された明確な登山道や利用者の多さからくる、「安全性の度合い」に由来する場合が多い。

 日連アルプスは登山者こそ少ないが、その点では安心できる。もちろん、山に入るのだから相応の準備は必要だ。

 しかし、難しいコースではないので高尾山の稲荷山コースのような、整備された上り下り合わせて3時間程度の登山コースを登れるレベルであれば、十分楽しめるだろう。

 もちろん油断は禁物だ。宝山を西進した地点に、ロープが設置された急登がある。なかなかの斜度があり、東西どちらの登山口からスタートしても「上り」か「下り」で唯一の難所となる。足元を確認して丁寧に一歩ずつロープを確保しながら焦らずに下るようにしよう。

渋滞を引き起こす心配もないので、じっくり慎重に下りよう

■日連アルプスからエリアを広げて楽しむことも

鉢岡山へ向かう途中で集落へ続く道からの眺望

 自治体と地元山岳会が制定した、藤野15名山をまわるスタンプラリーでは日連アルプスの金剛山が含まれており、同じく15名山に名を連ねる鉢岡山まで行けるルートもあるので寄り道をしても楽しいだろう。

 混み合う高尾山エリアを避けつつ高尾山登山の延長線上として、この秋冬は日連アルプスで日帰り登山を満喫してはいかがだろうか。

 

JR中央本線藤野駅 →(約30分)→ 金剛山神社参道入口 →(約20分)→ 金剛山 →(約10分)→ 峰山 →(約5分)→ 八坂山 →(約30分)→ 杉峠 →(約10分)→ 鉢岡山方面途中まで →(約30分)→ 日連山 →(約7分)→ 宝山 →(約15分)→ 登山口 コースタイム:約120分(休憩時間含まず)