■「大川入山」の樹氷はいつ会える?
太平洋岸に位置する大川入山の樹氷に出会うためには、12月下旬から2月上旬のシベリア気団が居座り大雪を降らせてから、回復傾向の晴天を狙うのがポイント。また、荒天時は山頂付近は風が強いため、入山しないこと。
なお、2月中旬から3月は徐々に春めいてきて、稜線手前の木の根の斜面が凍結し滑り台のようになる。転んで滑ってしまうと、かなりの距離を滑り落ちるため注意が必要だ。樹氷もほぼ期待できないと考えて間違いない。
風の強い山頂で優雅に湯を沸かすことはできないので、温かい湯を持参しよう。筆者はTHERMOS(サーモス) 山専用ステンレスボトル900mlを愛用している。下山時まで飲めないほどの熱い湯を維持できるのでおすすめ。
好天を事前に見極め、大川入山で美しい樹氷と南アルプスをぜひ満喫してほしい。
●【雪山でのコースタイム】往復約4時間15分
治部坂登山口→(60分)→横岳→(70分)→最終鞍部→(30分)→山頂→(15分)→最終鞍部→(30分)→横岳→(50分)→治部坂登山口
●大川入山
住所:〒395-0501 長野県下伊那郡阿智村浪合