福岡には短時間で往復できる魅力的な山が多く存在しており、福岡の中心地、博多駅から公共交通機関を利用して日帰りできる山も多い。

 本記事では、これから登山を始める方におすすめしたい福岡の魅力ある山を6つ紹介する。

■「糸島の山」 海を一望できる景色が楽しめる

 糸島の山の特徴は、海の景色を見られる点。福岡屈指の観光地で、ロンドンバスを利用したロンドンバスカフェや日本の渚百景にも選ばれた二見ヶ浦の夫婦岩など、インスタ映えすると話題の場所も多い。

●おすすめ低山1 「立石山」家族や友人と登りたい絶景の山

 立石山(たていしやま・標高209m)は、博多から電車とバスで1時間30分、往復1時間20分で山頂まで行って戻ってこられる。登山道も整備されており、短時間で登れるうえに景色もよいため、家族や友人同士での気軽に行く登山に最適である。

 子ども連れの登山客も多く、土日はかなりの人で賑わう。近くには日本最大の玄武岩洞の芥屋の大門(けやのおおと)もあり、3月〜12月まで遊覧船で洞窟内を見られるので、観光を兼ねて訪れたい。

・立石山
〒819-1335 福岡県糸島市志摩芥屋

●おすすめ低山2 「十坊山」初心者にテッパンの山

十坊山頂上の坊主岩に登って景色を眺められる(写真:川内 勇貴)

 十坊山(とんぼやま・標高535m)は、博多から地下鉄と電車で1時間25分、全行程3時間程度。福岡で「初心者におすすめしたい山」として、かならず名前の挙がる山だ。

 山頂には坊主岩という名物岩があり、鎖を使って岩の上に立つことも可能で、頂上からは海を見渡せる絶景が広がる。

 佐賀との県境にあり、車であれば30分ほどで唐津市まで行ける。虹の松原、唐津城、夜景スポットの鏡山まで足を延ばすのもおすすめ。

・十坊山
〒819-1641 福岡県糸島市二丈吉井

■市街を見渡せる、ちょっと変わった景色を楽しめる山

 福岡には、登山好きだけでなく、歴史好き、電車好きにもおすすめしたいユニークな山も存在する。

●おすすめ低山3 「天拝山」菅原道真とゆかりの深い山

天拝山からは太宰府、筑紫野市街を望める(写真:川内 勇貴)

 天拝山(てんぱいざん・標高257m)は、博多から電車で45分。登山時間は往復1時間10分で、太宰府天満宮に学問の神様として祀られる菅原道真(すがわらのみちざね)と縁の深い山だ。山名は菅原道真が太宰府に左遷された際に、無実を天に拝んだとされることを所以としている。

 道中で1合ごとに、菅原道真が詠んだ歌碑が設置されており、山頂まで道真公への思いを馳せながら登山を楽しめる。天拝山から3時間ほどで、牛頸山(うしくびやま・標高447m)への縦走も可能で、博多を一望できるため、こちらの景色もぜひ見てみよう。

・天拝山
〒818-0052 福岡県筑紫野市武藏

●おすすめ低山4 「観音山」山頂から新幹線発着場を望む

観音山から縦に伸びる新幹線ホームが見える(写真:川内 勇貴)

 観音山(かんのんやま・標高132m)は、博多から電車で30分。山頂までは往復30分と短時間だが、油断は禁物だ。道中は急斜面が続き、途中には岩を登る場所もあり、登りがいがある。

 山頂からは西日本新幹線の発着場を上から眺めることができ、普段の登山とは違った景色を楽しめる。登山道中は空海上人弘法大師との所以があり、弘法大師が身を清めた滝や、観音様の梵字を彫った大岩石、お手植え松の跡など見どころが多い。

・観音山
〒811-1213 福岡県那珂川市中原